大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は13日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演し、トランプ米大統領による各国への関税措置問題で、上乗せ分について発動から半日あまりで「90日間の一時停止」とした判断をめぐり「なんだ、トランプさん結構弱いんだなと思った」と指摘した。
9日未明(現地時間)に発動した追加関税について、トランプ氏は同日昼、一時停止を発表(中国を除く)。突然の方針転換の背景には、米国の信用度の裏打ちでもある米国債が売られたことによる、財政への悪影響を懸念したとの見方が出ている。米国の金融市場は一時、株、国債、ドルが売られる「トリプル安」に陥った。
番組では、トランプ氏の方針転換の背景を、債券市場の混乱やトランプ政権内の人間関係を中心に識者らが分析し、橋下氏は「完全に、トランプさんの弱点が世界中に知れ渡った」と指摘。「政治と力では1強ですが、政治と力とは別の、市場の力でトランプさんを翻意できるのではないかと思っていた。まさにそうなった」と述べた。
「トランプさんはあそこまでの(貿易赤字解消のための関税措置という)信念を持っているから、株価や債券市場に全然振り回されず、アメリカの安全保障と貿易赤字を立て直すために世界各国と交渉するのかなと思っていた。そうすると政治の力だけなので、これはなかなか大変と思ったが、なんのことはない」と、今回の突然の発表に言及。「英国では、トラス(元首相)さんが首相になってすぐイギリスの国債が下がって辞任した。トランプさんといえども債券市場の力には負けるんだなというふうに思いました」とも述べた。
今後の各国の取るべき対応については「世界各国、そんなあわてなくてもある意味ほっといて、トランプさんがまた高額関税をかけてくれば、また債券市場がブレーキをかけてくれる」と指摘。「なんだ、トランプさん結構、弱いんだなと思いましたよ」「トランプさんは弱かった」と述べ、今回の方針転換で表面化した、強気トランプ流の「弱点」に触れた。