第一生命経済研究所の永濱利廣氏が2日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。日米関税交渉が成立した場合としなかった場合に日本にどんな影響があるかを解説した。
永濱氏によると、成立した場合は食料は安くなり、エネルギーは少し安くなるという。一方、農産品が輸入されることで農家などへのダメージも考えられるという。成立しなければ食料は少し安くなり、エネルギーは安くなる。ただし、企業に悪影響が出るので倒産や失業が増えてくるとみている。「交渉が通ってもらい、農家へのダメージについては政府の方で別枠で支援する形が一番」とした。また、大豆やトウモロコシなどの農産品の輸入拡大については、家畜の飼料も含めた物価高を引き合いに出して、「飼料がたくさん入って安くなれば、肉とか乳製品とかも安くなるという側面はある」と効果も強調した。
日本時間の同日早朝に行われた、2回目の日米関税交渉について解説した。この交渉では日本側の赤沢亮正経済再生相と、米国側のベッセント財務長官、グリア通商代表部代表、ラトニック商務長官が会談した。具体的な話について赤沢氏は指し控えたが、自動車関税、農産物の輸入枠拡大、安全保障などが想定される。
永濱氏は、「(日本基幹産業である)自動車の輸出関税がどれだけ下げられるかが最大のポイント」と話していた。