“炎上”江藤農相「結果出せず責任感じる」コメ高騰めぐり 「買ったことない」発言には触れず

江藤拓農林水産大臣=2025年4月25日

江藤拓農相は19日の参院予算委員会で、折からのコメ価格の高騰をめぐり、「国民の共通財産である備蓄米を31万トン放出しましたが、まだ国民の期待する結果が出せていないことは、農林水産大臣として大変重く責任を感じている」と述べた。

立憲民主党の打越さく良議員の政府備蓄米放出に関する質問に答えた。

江藤氏をめぐっては、18日の佐賀市での講演で「私はコメを買ったことはない。支援者の方がたくさんくださるので、まさに売るほどある」などと発言していたことがこの日表面化。批判が拡大しているが、この発言に関する言及はなかった。

一方、江藤氏は備蓄米の流通について、今月末に始まる4回目の入札以降、これまでのルールを変更し、よりスピーディーに消費者に届くようにしたとする新たなシステムに言及。「(放出分10万トンのうち)6万トンについては1カ月以内にどの店舗でちゃんと店に出すということを確定している人に優先枠を設け、2万トンは卸も省いて、小売りに直接渡して売っていただく」とアピール。その上で「小売りは精米できる方もできない方もいるが、玄米で売っていただくことも選択肢だと思っている」と、玄米という選択肢にも触れた。

「私の地元に行けば、街のなかに100円のコイン式精米機がある。玄米で買っていただいて…玄米ご飯もこれまた、身体にいいんですね」「ちょっと水を多く含ませてていただかないと固いものですから。炊き方に工夫はいりますけれど…」と、必ずしも全国の街なかに普及しているわけではないコイン式精米機という、自身の「地元情報」をアピールする場面もあった。

江藤氏は「なかなか結果が出せないことに責任を感じていますが、今回の工夫によってこれまでよりかは確実にスピードアップされます」とも訴えたが、担当大臣の立場での「私はコメを買ったことがない」発言には批判が相次ぎ、SNSでも「炎上」している。今後、窮地に立たされるのは避けられない。

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