元フジテレビアナウンサーの笠井信輔氏(62)が22日、ブログを更新。コメをめぐる一連の失言で辞表を提出した江藤拓前農相の後任に選ばれた小泉進次郎氏について言及した。
笠井氏は、コメの価格が高止まりする中、「ここに来て、『JAが備蓄米を高く買い上げるからいけないんだ』という話が出ています」と全国農業協同組合連合会(JA全農)に対する批判の声に言及。「言っていることはわかりますが、競争入札制度で、国が持っている備蓄米を販売すれば、いわばオークションと同じ。高値で取引されるのは当然です。儲かってるのは、むしろ“国”」と説明した上で、「にもかかわらず、そんなシンプルな仕組みを前の農水大臣は変えることができなかった。そして、あの失言。(本当にセンスがなかったですね)」と江藤氏を批判した。
新農相に就任した進次郎氏が21日の会見で、石破茂首相から政府備蓄米放出の手続きを、現在の競争入札から随意契約に見直すよう指示されたとした上で、「先週発表した来週の入札(の日程)をいったん中止し、随契で具体的な対策を検討するよう事務方に指示を出した」と明かしたことを受け、笠井氏は「なんだ、できるじゃん!」。
続けて「石破総理の指示だということですが それなら前の大臣のときにもできたはずです。やはり、農水族の議員たちには、農協に本格的にメスを入れるのは難しいのでしょう」と推察。農林水産業との関わりの深い、いわゆる農水族議員ではない進次郎氏が、第2次安倍政権時代に自民党農林部会長として農協改革に着手するも成し得なかった経緯を記した。
農協に対する批判については「確かに、農協は農産物をある種『独占的』に扱っているようにも見えます。一般の目からは、『よくない存在』と映るかもしれません」と推し量った上で、「ただ、健康や天候に左右される農業を安定的に行うために、JAがこれまで尽力してきたことは事実です。共済(保険)など、農家や地域福祉のために長年努力してきた面もあり、それを一方的に“悪”と決めつけるのは少し酷だと思います」との考えを示した。
その一方で「とはいえ、米価高騰の一因にJAの存在があるという現実は否定できません」と笠井氏。「その“構造”に今こそメスを入れられるとしたら、かつて改革に失敗した小泉新大臣こそが適任でしょう。これは小泉さんにとって『リベンジ』なのです」と期待を寄せ、「将来の総理候補として注目され続けてきた一方で、近年は『もう勢いはなくなった』とも評されている小泉さん。しかしこれは、今後10年を見据える上で、自身最大のチャンスではないでしょうか」とつづった。