小泉進次郎農相は22日、大臣就任に当たって農水省で職員訓示を行い「今、国民のみなさんが最も求められているのは、コメの問題で結果を出すこと。みなさんに支えて頂きながら、農林水産行政の信頼を必ず回復したい」と呼びかけた。
高騰するコメ価格の引き下げに向けては、菅義偉政権が手がけた新型コロナ禍のワクチン対応と同様のスピード感が必要との認識も表明。「コロナの時のように1人でも多くの方に1日でも早く届けないといけないということで政府をあげてやった動きと、同じようにやります」と主張。自身の就任を「緊急登板」と表現し「この過渡期に大変な思いをされているかもしれないが、省内で自由闊達(かったつ)な議論をしていただき、私のことを使ってほしい」とも訴えた。
訓示に先立ち、コメをめぐる失言で更迭された前任の江藤拓前農相と事務引き継ぎを行ったが、当初予定されたあいさつの公開が中止となるなど、ピリピリ感も漂った。「よろしく。これが引き継ぎです」とファイルを手渡された進次郎氏は「承りました」と応じ、厳しい表情で写真撮影に臨んだ。江藤氏はその後、見送りの職員に「ありがとう」と謝意を示し、昨年11月の就任から半年あまり大臣として過ごした農水省を後にした。【中山知子】