元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子(50)が25日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。「コメ売る程ある」発言で更迭された江藤拓前農相の後任となった小泉進次郎農相の就任をめぐり「小泉大臣は組織、団体に忖度しないと言っています。コメの増産など抜本的な改革を進めていくのか」と、高騰が続くコメ問題について話題を展開した。
日本総合研究所会長の寺島実郎氏は「令和米騒動をドラマ化、劇場化してはいけない」として「静かにバランスよく考えなければいけない」と呼びかけた。寺島氏は「『賢い消費者』という言葉がある。『賢い主婦』が大切なのは受け身でね、『政府がなんとかしろよ、価格下げろよ』ではなく、静かに、食生活を自分たちで多様化してきているわけですから、コメ!コメ!コメ!って言ってるんじゃなくて、静かに例えば10%ですね、各家がね、コメの消費を減らしたら、一気に、あるいは静かにコメの価格は落ちていきますよ。ですから、受け身でこの議論をして大騒ぎをしているという空気の中からね、日本人が一歩賢くなっていかないとね、いつまでもこの種の話が出てくるなというのが僕の意見です」と語った。
「報道1930」キャスター編集長の松原耕二氏は「値段に関しては備蓄米について政府が値段を管理して輸送コストまで持つと言っているんですからおそらく下がるんだと思います」とし「備蓄米、限りがありますので、その後ですよね。JAが流通でも何かネックになっているということならば、介さない流通ルートがあるのか、ということも考えないといけない」と、「コメ高騰」問題の後の対策に着目し、話題を進めた。
松原氏は「簡単ではないのは、戦後の農地改革で、零細な農家がたくさん生まれた。それが自民党の大票田になってきた」と、農政改革と自民党の集票構造に言及。「大規模化を進める農家の方に聞いたんですが、東京ドーム21個分で、わずか3人でやってる。それよりは、零細農家がたくさんあって、農協JAがまとめてくれた方が自民党としては選挙には都合がよかったわけですよね」と解説した。
膳場アナが「ああ、票の数ではね」と応じると「ただ、その零細な農家もものすごく高齢化が進んで、このままじゃもう農家はできない、立ち行かない、という状況がものすごく生まれている。じゃあその農地、どうやって大規模化していくか。これにはものすごく抵抗が出てくると思います」との見方を示した。
松原氏は「飛び地になっているのどう集めるかとかですね。それも含めてやっていかないと、日本のコメの生産を守るには、やっぱりこれは避けて通れない道なんだろうと思います」と主張。膳場アナは「まさに正念場ですね」とまとめた。