山口真由氏、石破首相発言は「完全に間違い」高騰コメ価格めぐり「政府のコントロールは無理」

山口真由氏のXから

元財務官僚で信州大特任教授の山口真由氏は26日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、高騰するコメ価格の対策をめぐる石破茂首相の国会での発言について「完全に間違っている」と指摘した。

この日の放送では、小泉進次郎農相が、今後放出する政府備蓄米について「5キロ2000円」としていることを取り上げ、現在流通しているコメと比べて安い価格の備蓄米が流通することについての課題にも触れた。

山口氏は、進次郎氏が備蓄米の放出方法として、これまでの一般競争入札から随意契約に変えるとしていることをめぐり「随意契約は、特定の企業に対する補助金といわれやすく、そこをクリアするのは難しい。そこをクリアしていくんだと思いますけど、私はコメ政策に注目が集まるいい機会だと思う」と指摘した上で、石破首相が21日に行われた党首討論で発言した内容に言及した。

石破首相は党首討論で、国民民主党の玉木雄一郎代表に「(コメ価格を)どのように、いつまでに、5キロいくらまで下げるのか」と問われ「(5キロ)3000円台でないといけない、4000円台などということがあってはならない」と述べ、5キロ3000円台に価格を抑えることに意欲を表明。「1日でも早く実現ということは、申し上げておく」とも語った。

山口氏は「石破さんが、3000円台にコミットしたのは、短期的には消費者はうれしいかもしれないが、中・長期的には、完全に間違っていると思います。政府が価格へのコミットをむしろ、強めているわけじゃないですか」と述べた。

「今回の『コメ騒動』は、『平成のコメ騒動』とは全然違う。当時は200万トン足りなかったが、今回は(去年からの不足分は)せいぜい40万トンで、今、(備蓄米で)31万トンは放出している。なぜ、これだけ足りない、足りないとなるのか。みんなが足りないと思って、消費者も外食業者もちょっとずつコメを買い置いているから、たぶん、流通の目詰まりですよ。これが『飽和』だと思ったと分かった瞬間、コメの価格が、がんと値下がりするかもしれないじゃないですか」と、推測した。

その上で「こう考えると、政府がコメ価格をコントロールするなんて無理なんですよ。それなのに、より価格をコントロールする方向に向かっているというのは、中・長期的には、私はおかしいと思っています」と持論を語った。