小泉農相に「『気合』だけでなく正しい分析を」立民・野田代表がコメ政策めぐり直接対決で指摘

小泉進次郎農相は28日の衆院農林水産委員会で、立憲民主党の野田佳彦代表の質問を受けた。野田氏は、首相在任中の2011年9月に東日本大震災の復興について、当時野党議員として震災対応に取り組んでいた進次郎氏について「的確な質問をされていた記憶がよみがえってきた」と「つかみ」では持ち上げつつも、コメ価格高騰の要因に関する進次郎氏の答弁に対して「気合が入っていることは分かるが、気合だけではなく正しい分析が前提だと思う」と求める場面があった。

野田氏は、コメ価格高騰の要因について「昨年秋の猛暑の不作の問題」「訪日客の急増などによるコメ不足」「流通の問題」などに触れ、江藤拓前大臣は「流通」が要因との認識だったのではないかとした上で「問題の本質をよく、つぶさに検討して理解しておかないと、問題解決はできない。正しい処方箋を書くのは、正しい診断が必要」とした上で、コメ価格高騰の要因をどう分析しているか問うた。

進次郎氏は「14年前のことを記憶いただいていることは大変恐縮で、大変ありがたい」と謝意を示した上で、価格高騰の理由について「私も複数いろんなところの声を聞く。インバウンド消費が予想より多かったとか、そういったこともあるが、ただ、6年産コメの生産量は、前年より18万トン増えている。減っていて不足しているのではない。集荷業者の集荷量が31万トン減っている。流通全体を見て、検証は必要」などと応じた。

調達ルートの変化や、集荷業者以外の集荷量が増えていること、先日、埼玉県のコメ農家との意見交換での内容など、さまざまな内容に触れながら「(卸のみなさんも)大量に出さずに、じわじわと出さないといけないということも含めた不足感が、棚の現状や、消費者みなさんの感覚としても出ているのはないか、ととらえている」などと述べた。

これに対し、野田氏は「しっかり分析した上で、いろいろお話をされたが、処方箋をしっかり書いていくことが大事だ」と指摘。「気合が入っていることは分かりますが、気合だけではなく、正しい分析が前提だと思うのでお願いしたい」とも、就任1週間で矢継ぎ早に政策を打ち出す進次郎氏をさとすように求めた。