「敵役は観客が喜ぶ」小泉進次郎農相の「追い風」と野村元農相の「大誤算」を識者が指摘

政治ジャーナリスト後藤謙次氏が5日、フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。「コメ担当大臣」との呼び名もあがる小泉進次郎農相の現状と今後についてコメントした。

番組では、進次郎氏が備蓄米放出を進める一方、農水族の野村哲郎元農相が「自分で決めて自分で発表してしまう。そういう大臣ですから、やっぱりルールというのを覚えていただかなきゃいかん」と発言したことなども取り上げた。

後藤氏は、野村氏が進次郎氏に対し農林部会への報告を求めたことも紹介。「(野村氏は)進次郎さんがどんどん先に進め、相談もなく、バカにするんじゃないよ、という、ある面で怒りの発露になった。ただ結果としてこの怒りの発露が、小泉さんに追い風を与えてしまう」と指摘した。「芝居でも敵役が出てくるのは観客が喜ぶ。ちょうど『切られの与三』が出てきちゃったみたいなところがあって。そこが野村さんにとって大誤算だったところ」とした。

谷原章介が「この野村さんの発言が農水族の一般的な認識というわけではないんですよね」と確認したが、後藤氏は「一般的な認識だと思います、農水族は」と明言。「だけど今は世の中が進次郎さんに追い風を送っている。ここで声を上げるとボコボコになる」と、現状を分析した。

また、進次郎氏の父、小泉純一郎元首相が郵政改革に際し、抵抗勢力をバッサリ切ったことにも言及。農水族の既存勢力の議員との関係について「そこをうまくやるかで、進次郎さんの真価が問われている」と今後を予測していた。