【将棋】羽生善治会長が退任 在任2年「長かった」新将棋会館の建設資金調達などで手腕発揮

笑顔も交えて日本将棋連盟の会長退任の会見に応じた羽生善治九段

日本将棋連盟の羽生善治会長(54)が6日、退任した。一昨年6月から2年間務めてきた。羽生は同日、東京・千駄ケ谷の将棋連盟で会見を行った。

棋士になって約40年、初めて運営に携わった。連盟創立100周年を記念してのクラウドファンディングによる東京・千駄ケ谷と大阪府高槻市の新将棋会館の建設資金調達、将棋を通じての地域振興などで手腕を発揮してきた。「(在任の2年間は)月日として体感としてかなり長かった。ある程度、将棋界のことは知っていましたが、運営面で分からないこともあった。自分自身としてありがたい経験だった」と振り返る。新会長には、「私も協力したい」とエールを送った。

今月から順位戦B級2組が始まる。藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=22)への挑戦権を決める、挑戦者決定トーナメントはベスト4まで勝ち上がっている。「これからは棋士としての歩みを充実値させていきたい。活躍できるよう、初心に返って対局に臨めれば」と語った。

30年前に対談した、巨人軍終身名誉監督の故長嶋茂雄さんは指揮官として再登板した。羽生にも可能性はあるのか? 「今のところは考えていません。白紙です」。最後は笑顔を切り返していた。