「君たち早く出してねというメッセージ」小泉進次郎農相のコメ緊急輸入検討発言を専門家が解説

小泉進次郎農相(2025年5月)

流通経済研究所主席研究員の折笠俊輔氏が9日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。小泉進次郎農相の外国産米の緊急輸入検討発言について、持論を展開した。

「このタイミングというのは、在庫を持っている人への『君たち早く出してね』というメッセージだと思います」と語った。

先月18日、江藤拓前農相の失言による更迭を受け、小泉農相が早速、備蓄米放出の方針を打ち出した。5キロ2000円台でスーパーの店頭に並んだ。これで政府備蓄米91万トンのうち、今年3~4月に競争入札した31万トン、小泉農相が先月、随意契約とした30万トンをそれぞれ放出。残りは30万トンだ。これに対し、銘柄米をそれまで持っていた業者が徐々にスーパーなどに卸して店頭に並べ始め、折笠氏の解説を裏打ちするかのような動きを見せている。

折笠氏によると今回の検討発言は「備蓄米がなくなったとしても輸入しますという話。米不足でタイ米を輸入した実績もあるのでやれる話」とした。

小泉農相は6日の閣議後会見で、高騰するコメ価格を抑えるため、放出している政府備蓄米が尽きた場合、外国産米の緊急輸入も検討していることを明らかにした。緊急輸入は記録的な冷夏で国産米が不作となった1993年に行った。タイ米を輸入したことがある。