米国政治に詳しい中林美恵子早大教授が9日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。トランプ米大統領と、実業家で米政府効率化省(DOGE)を率いていたイーロン・マスク氏の蜜月関係の決裂について解説した。きっかけは、トランプ氏の減税政策、関税政策、NASA長官人事という。
減税法案について、マスク氏は財政の悪化を指摘。「熟知していた」と主張するトランプ氏に対し、「法案を示されたことは一度もない」と主張が食い違っている。ほかにも2人はお互いにX(旧ツイッター)でののしり合いを展開。大統領選の真っ最中の昨年7月にペンシルベニア州でトランプ氏が銃撃された後、マスク氏は支持を表明した。400億円以上を寄付、激戦州では自身に賛同する支持者に毎日100万ドル(約1億5000万円)の小切手を配った。そんな関係が壊れた。
これには「ただのケンカや言い争いとはとても言えない。マグニチュードですね。トランプ大統領もそうですけど、イーロン・マスク氏がかなり感情的になっている。かなり激震」と、中林教授は現状を分析した。
もっとも、「いずれはこうなるんじゃないかと、実は多くの人が思っていました。2人とも、とてつもない個性を持っていて、2人とも『自分が1番』と思っていらっしゃるわけですから。何かのボタンの掛け違いが起こってぶつかり合ってしまうと、とんでもないことになるだろうと思われていたんですけど、今このタイミングかという意味では、ちょっと早い気がする。反目し合うと、とんでもないアメリカ中に破壊が起こる可能性も秘めているので、もう少し利害だけでも中心として形だけでもうまくやっていくと思っていたのですが、相当激しいやりとりが始まってしまった」とした。