JTBは10日、小規模公立中学校向けに新サービス「らくらくオーダー修学旅行」の提供を開始すると発表した。このサービスでは、従来わずらわしかった修学旅行の手配をスムーズにし、準備の課題を解決することで、持続可能な修学旅行の実現を支援する。
最近の修学旅行は、実体験を通じて判断力や問題解決力を育む貴重な学びの機会として、ますます重要性が高まっている。一方、特に小規模校では教職員の業務負担が大きく、旅行計画に十分な時間を割くことが難しい。観光地の混雑(オーバーツーリズム)や、昨年4月から施行された「働き方改革関連法」の改正でバス運転手の労働時間が制限されるなど、バスの手配や宿泊施設の予約が困難になる傾向が強まっている。観光事業者側も受け入れの分散化や調整が求められている。こうした背景を踏まえ、学校現場の負担軽減と、観光事業者が抱える課題の手助けをする。
まずは関西方面(京都・奈良)の修学旅行を対象とし、1学年30人以上、50人以下の公立中学校を想定している。事前準備の打ち合わせはオンライン限定とし、効率化を図る。従来は対面で最初から計画を立てるが、このサービスでは、オーダーメードとしつつも、旅行会社として造成したモデルプランをベースに最小限のアレンジで済む方式を採る。
JTBは試験運用をして市場の反応を見ながら、さらなる拡大を検討して、教育機関との連携を強化したいとしている。