山尾志桜里氏、過去の不倫問題対応を謝罪も真相は語らず「8年前の自分にはおごりがあった」

国民民主党からの参院選出馬会見を行う山尾志桜里氏(撮影・野上伸悟)

今夏の参院選比例代表に国民民主党から立候補を予定している山尾志桜里元衆院議員(50)は10日、国会内で参院選の出馬会見を開き、公認決定に際して批判が出ていた過去の不倫報道問題などの当時の対応について、冒頭で謝罪した。

既婚の若手弁護士との「ダブル不倫」疑惑を報じられた8年前を振り返り「8年前の自分には大変おごりがあった。8年前の自分の行動と対応の未熟さをおわび申し合げます」と述べ、頭を下げた。

一方、男女の関係を認めるのか、という質問が再三出たが、山尾氏は「今、新しく言葉をつむぐことは、ご容赦をいただきたい」「いろいろな思いの方がいる」として真相は語らなかった。「(当時の)対応の未熟さにあったと思う」と、対応については謝罪したが、真相を問う質問には「申し訳ございません、控えさせてください」と、多くを語らなかった。

「(報道で)指摘を受けた方と、私生活、仕事でも現在、特段の交流はない」とも述べた。

その上で「今回、もう1度議席をいただければ、国民のみなさまの信頼をゼロから築き上げたい」と述べた。

山尾氏はこのほかにも、衆院議員時代に問題視された、事務所のガソリン代をめぐる元公設秘書が不正請求に関与した件についても陳謝。2021年に報じられた議員パスの私的な使用も事実だと認め、「これは私自身の問題。当時の謝罪のありようが、本当に申し訳なかった。SNSを使ってあいまいに見える伝え方をし、情けないおわびの仕方だった」と述べ、謝罪した。

国民民主は5月14日、山尾氏のほか、他政党出身の元国会議員3人の計4人の参院選比例代表への擁立を発表した。山尾氏は、一部メディアのインタビューには応じていたが、公の場での取材対応は行っておらず、公認を判断した玉木雄一郎代表や榛葉賀津也幹事長ら執行部の定例会見で、記者から苦言が相次ぐ事態になっていた。

山尾氏をめぐっては衆院議員時代に不倫疑惑報道などのスキャンダルが出た。また、公認内定後、皇位継承のあり方をめぐって党の姿勢とは異なる「女系天皇」に言及した主張をX(旧ツイッター)に投稿し、玉木氏に注意を受けていた。

党側は比例代表の候補者について、「党として合意した事項に反する行動はとらない」などと記された「確認書」へのサインを公認の条件としている。

山尾氏は2009年衆院選に、当時の民主党から立候補し初当選。当選回数は3回。民進党や立憲民主党を経て、2020年9月、現在の形で結党した国民民主に入党した。21年衆院選に立候補せず、その後は弁護士として活動してきた。