立民・野田代表、内閣不信任提出せず「政府の足を引っ張るよりおしりをたたく」衆参W選見送りへ

内閣不信任決議案は提出しないと記者会見で表明する立憲民主党の野田佳彦代表(撮影・中山知子)

立憲民主党の野田佳彦代表は19日夕、国会内で記者会見し、通常国会会期末に石破茂内閣への内閣不信任決議案を提出しない考えを正式に表明した。

イランとイスラエル緊張状態など緊迫する中東情勢などを理由に「こういうときに政治空白をつくるべきではないと、総理経験者として思った。不信任案を提出して空白をつくることを、回避するという判断をした」と述べた。

「今は、野党第1党として政府の足を引っ張るのではなく、おしりをたたくことが責任ある対応だと思う」とも口にした。

不信任案が提出されれば石破首相は衆院解散に踏み切り、衆参ダブル選挙となる可能性が高まっていたが、野田氏の判断をもって見送られる見通しだ。

ただ、立民内には、小沢一郎衆院議員らベテランを中心に、不信任案を提出し、衆参ダブル選挙に備えるべきとの積極論も出ていたため、今後不満が出る可能性もある。

20日に事実上会期を終える通常国会は、波乱なく幕を閉じる見通しとなった。