都議選で「進次郎電話作戦」があった 田崎史郎氏が舞台裏明かす「金曜日から…」

テレビ朝日(2023年10月撮影)

政治ジャーナリストの田崎史郎氏は23日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。22日に投開票された東京都議選で過去最低の議席数しか獲得できず歴史的大敗を喫した自民党が、選挙戦中に、小泉進次郎農相の声が吹き込まれた電話で支持を呼び掛ける「進次郎オートコール作戦」を行っていたと明かした。

番組では恒例のパネルコーナーで、7月の参院選の前哨戦と位置づけられる都議選の結果について、田崎氏ら専門家の見解をまじえながら分析した。自民党は今回の都議選で、過去最低だった2017年の23議席を下回る21議席と歴史的大敗を喫し、第1党の座を失った。一方、小池百合子都知事が特別顧問を務め、今回31人が当選した都民ファーストの会が、17年都議選以来の都議会第1党に復活した。

パネルコーナーでは、「(固定)電話が鳴って受話器を上げたら『農林水産大臣の小泉進次郎です』と名乗られたという投稿が、SNSに相次いだ」という現象があったことが、フリップで紹介された。こうしたオートコールを使った「電話作戦」は、都民ファも小池氏が支持を呼び掛ける内容の電話を過去の選挙で行っている。

田崎氏は「4年前の都議選で、終盤になって小池さんが『小池コール』をやられた。それが効果を発揮し、まあまあ都民ファが戦えたんですね。自民党は今回も(都民ファが)同じことをやってくると読んで、準備をしていたら、木曜日(19日)の夕方から『小池コール』が始まったので、自民党の方は金曜日から『小泉コール』を始めた」と、今回の「進次郎コール」の舞台裏を明かした。

選挙時の人気弁士でもある進次郎氏は今回、公務の合間を縫って、候補者応援の現場にも駆け回った。しかし、そのかいもなく、自民党は過去最低の議席数にとどまる結果に。田崎氏は「自民党は昨日夜でも『24、25議席はとれるだろう』と思っていたら、全然伸びなかった。これには、かなりショックを受けています。自民党は」と指摘。「全国的には支持率は改善傾向にあるものの、東京では若い人が多い。(自民党支持では)高齢者層が、自民党に戻ってきている。(今回の結果には)その影響がある」と分析し「そもそも各社の出口調査では、自民党の支持層で自民党に投票したというのは、朝日新聞だと53%で、読売新聞だと54%。それが大きな影響を与えているのだろうと思います」とも述べ、自民党が自民党支持層を固めきれなかったことが敗因の1つとされることにも触れた。