「清水港にも寄港するダイヤモンド・プリンセスの内部」日本の公海上に出ればカジノの営業が開始

ダイヤモンド・プリンセス号で行われた80年代ミュージックショー

<鳥海高太朗の静岡深掘り>

連載「鳥海高太朗の静岡深堀り」第6回は、「清水港にも寄港するダイヤモンド・プリンセスの内部」がテーマです。月2回の連載で、航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏(46)が、静岡に関する身近な話題を分かりやすく解説。お得な情報もお伝えします。

清水港に大型クルーズ船が相次いで入港しており、静岡市内でも清水区や静岡駅周辺で外国人観光客を見る機会が増えている。クルーズ船のメリットはコストパフォーマンスが抜群な「オールインクルーシブ」という形態。移動費や宿泊費、食費、アクティビティの費用などが全て含まれているのが魅力だ。

今回、実際に清水港にも寄港するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船した。11日間の本州1周クルーズ(横浜→青森→酒田→金沢→境→釜山→長崎→清水→横浜)。人気の海側バルコニー付き客室は、早期割引を活用すると2名1室で1人あたり25万8000円からの設定だ。

私が利用した海側バルコニー付きの客室は、ほぼホテルと同じ感じで、何よりもベッドの寝心地が抜群だ。10年ぶりの乗船だったが、独自開発したマットレスを導入したことでより快適になっていた。

船内に無料で楽しめるレストランが6つある。ビュッフェスタイルからメインダイニング、イタリアン、寿司、シュラスコなど選択肢が豊富でその日の気分で選べるのはうれしい。日本人に合う味で、ビュッフェには約30種類の料理が並び、日本食メニューもある。

船内のエンターテインメントも豊富だ。さまざまなプログラムが用意され、歌謡ショーやダンスパフォーマンス、マジックショー、落語と飽きない。日本の公海上に出ればカジノの営業が開始されるほか、日本人乗客が多いダイヤモンド・プリンセスでは大浴場「泉の湯」が完備(有料)されている。半露天風呂は特に気持ち良い。私が乗船した際には日本人比率は4割程度で、リピーターの利用が多かった。横浜港からの乗船が原則。清水港に寄港する船を選び、いつもと違った角度から静岡を見るのもおもしろいだろう。

◆鳥海高太朗(とりうみ・こうたろう)1978年(昭53)7月17日、千葉県生まれ。成城大卒。航空・旅行アナリスト、帝京大学理工学部非常勤講師。航空会社のマーケティング戦略を主研究に、自らも国内外を巡りながら体験談を中心に各種雑誌・経済誌などで執筆している。静岡第一テレビ「every.しずおか」のコメンテーターとして静岡県内も精力的に取材している。

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クルーズ船の楽しみは寄港地での時間だ。寄港地では大きな荷物を持たずに観光に出かけることが可能。思っていた以上に快適で、大きな荷物をずっと部屋に置けるので便利だ。私は唯一、海外の寄港地となった韓国の釜山では、サムギョプサルを食べて、海がきれいな海雲台周辺を観光。約半日だったが、楽しい時間を過ごせた。清水港は近年、注目の寄港地になっており、クルーズ船が3日に1回のペースで入港している。多くは朝に入港して、夕方前から夜にかけて出港するパターン。約10~12時間の停泊が多く、乗客はこの時間を使って観光に出かける。オプショナルツアーに参加して三保松原や駿府城、日本平などをバスで訪れる。個人でエスパルスドリームプラザや清水魚市場河岸の市、静岡駅周辺まで足を延ばしてショッピングを楽しみ、夕方には船に戻る。清水港寄港のメリットとしては、富士山が一望できることを楽しみにしている外国人観光客が多い。清水や静岡駅周辺ではクルーズ船が入港すると一気に外国人の姿が多く見られ、ショッピングや食事などによる経済効果も大きい。