【JT杯】昨年の棋聖戦挑戦者・山崎隆之八段が乱戦をまとめ名人2期獲得の丸山忠久九段下す

丸山忠久九段を倒して2回戦進出を決めた山崎隆之八段

将棋界のトップ棋士が公開対局で全国を転戦する勝ち抜き戦「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」1回戦、丸山忠久九段(54)対山崎隆之八段(44)戦が28日、仙台市の「夢メッセみやぎ」で行われた。持ち時間各10分の早指し戦は、前例のない相居飛車から終盤、丸山の攻めが一息ついたスキに先手の山崎がたたみかけ、相手陣を攻略し、103手で下した。

両者は2012年(平24)の第25期竜王戦挑戦者決定3番勝負でも対戦したことがあり、丸山が2勝1敗で挑戦権を獲得している。JT杯も丸山が99、01年と制しているのに対し、山崎は17年に優勝している。昨年の棋聖戦挑戦者でもある山崎が名人獲得2期の丸山を相手に、乱戦をまとめる力を発揮した。2回戦(8月16日、新潟市「新潟市産業振興センター」)では前回優勝の渡辺明九段(41)と対戦する。

JT杯は優勝賞金500万円。前回優勝の渡辺明九段、タイトル保持者の藤井と伊藤匠叡王のほか、24年度の賞金獲得上位者計12人が全国11カ所を公開対局で転戦するトーナメント。決勝は11月23日、東京都江東区「東京ビッグサイト」で行われる。