元テレビ朝日社員の玉川徹氏は30日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。今年は早々に始まった猛暑をめぐり、近年の気候変動をめぐる対策が、参院選(7月3日公示、20日投開票)で大きな争点になっていないことを念頭に「『減税どうする』とか、言っている場合じゃないと僕は個人的には思っています」と、私見を述べた。
番組では最近の猛暑や、西日本の早すぎる梅雨明けなどについて、気象予報士の片岡信和氏の解説をまじえて伝えた。
この日、月曜レギュラーコメンテーターの山口真由氏の代理で出演した弁護士の猿田佐世氏は「ある世論調査では、3人に1人の方が気候変動についての対策で選挙で候補者を選ぶというふうに、欧米に比べて気候変動が話題になりにくい日本の中でも、そういう強い危機感を感じている」と指摘。「今回、番組に出させていただくので、各党が今度の参院選でどういう気候変動対策をしているのか比較サイトとかも探したんですが、ないんですよ。自民党さんの公約発表もビデオで2回くらい見させていただいたんですけれど、入れていないんですよ」と述べ、深刻化する気候変動問題が、参院選の大きな争点になっていない現実に危機感を示した。
猿田氏は「他のものも大事ですが、これ(気候変動)も、ものすごく大事なこと。ぜひ真正面から取り組んでいただきたい」と各党に注文をつけた。
これを受け、コメントした玉川氏は「ずっと(気候変動は)二酸化炭素の問題って叫ばれていたけど、我々は実感がなかった。だけど、ついに実感するところまできたということですよね」と、近年の猛暑など気候変動の背景に言及。「今やらないと10年後、20年後、30年後、もっと大変なことになっちゃうということがやっと、分かってきた」とした上で「当然ながら、政治の世界でどうするかという選択肢(が示されること)は必要ですよ」と持論を述べた。
さらに「いつも言っている人口減少の問題も、みんな政党はまだ、ちゃんと考えていない。我々も、やっとそれが人手不足というところで目に見えてきたんですけど、これからさらに強まっていくでしょ?」とした上で、参院選の争点を念頭に「『減税どうする』とか言っている場合じゃないと、僕は、個人的には思っています」と指摘した。
MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は「今は気候や人口減少に関しては、自覚症状がまだ、そんなにない」と応じ、玉川氏は「(自覚症状が)やっと出てきた」と応じ、あらためて危機感を示した。