藤井聡太王座に挑戦するのは羽生善治九段か伊藤匠叡王か 挑戦者決定戦開局

羽生善治九段(2025年6月)

将棋の第74期ALSOK杯王将戦7番勝負を制した藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=22)への挑戦権を争う、将棋の第73期王座戦挑戦者決定戦、伊藤匠叡王(22)対羽生善治九段(54)戦が3日午前9時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。

先手後手を決める振り駒はと金が3枚出て、羽生が先手、伊藤が後手となった。お互いに飛車先の歩を突いた後は角換わりへと進行した。

羽生は前期の挑決で永瀬拓矢九段に敗れた。前々期には準決勝で藤井に敗れ、藤井の8冠全制覇をアシストした。今期は挑決トーナメント1回戦で及川拓馬七段、準々決勝で菅井竜也八段、準決勝で屋敷伸之九段を下した。6月6日には1期2年務めた日本将棋連盟の会長を退任。「一棋士として初心に戻って頑張りたい」との言葉どおり、ここまで勝ち上がってきた。

王座戦はこれまで1992年(平4)の第40期から10年の第58期まで19連覇、12年の第60期から16年の第64期まで5連覇の計24期獲得している。

現在タイトル獲得通算99期はもちろん、将棋界トップ。今回挑戦権を獲得して、藤井からタイトルを奪えば、大台の100期となる。「王座戦男」が、一昨年王将戦以来のタイトル戦挑戦を目指す。

対する伊藤は6月、斎藤慎太郎を3勝2敗で下して叡王初防衛と、八段昇段を果たしたばかり。王座戦はシードで挑決トーナメントからのスタートとなった。山崎隆之九段、永瀬、広瀬章人九段を破って勝ち上がり、初の王座戦挑戦を目指す。昨年の叡王戦では、同学年の藤井から初めてタイトルを奪った。その再現を目指す。

持ち時間は各5時間。3日夜には決着の見込み。