参院選(20日投開票)は3日、公示された。
国民民主党の公認内定が取り消され、無所属で大激戦の東京選挙区(改選6と非改選の残り任期3年の計7議席)に立候補した元衆院議員の山尾志桜里氏(50)は、JR吉祥寺駅前で選挙戦第一声を行い、冒頭から国民民主との一連の経緯に言及した。
山尾氏は「吉祥寺での第一声は予想通りですが、無所属での第一声は予想外でした」と主張。今回の無所属での出馬について「(右でも左でもない)中道の政治をあきらめることがどうしてもできなかった。国民民主党ですら、2020年の結党時には、リベラルから穏健保守までを包摂していく改革中道政党だと結党メンバーで誓い合ったが、選挙を前にして右旋回から逃れられない状況を、中から見た。だからこそ、この国には本当の右や左に偏らない、ど真ん中の中道政治がなかなか根付かない。それを教えてくれたのが今回の国民民主党との一連の経過だった。私も学びました」と述べた。
「無所属でも中道政治の実現ができるのか何度も自分で問うたが、無所属だからできると決意できたのでここに立っている」と述べ「多くの政党が、皇室や憲法の問題を選挙でしっかり正面に掲げる政党はほとんどない。どうして政治家は歳費をもらいながら、根っこの問題に向き合わないのかと思う人はいると思う。私は皇室と憲法の問題をしっかり訴えていきたい」と、訴えた。「皇室と憲法で勝てるのかと永田周りの人には言われるが、それは永田町の論理だ」とした上で「右も左もとらわれず、ど真ん中の中道にかけるみなさんの思いを、私の選挙で見える化する戦いにしたい。ブレずに、ふっきれながら思いを貫く17日間にしたい」と訴えた。
終了後の取材には「政治家として自分自身の考え、日本をどう位置づけるかは私にとっていちばん大事なテーマ。それを正面から訴えられた。基礎票がゼロで難しい戦いと思うが、無所属でしか訴えられない国の政策があり、大事なことを正面からストレートに訴える勝負をしたい」と述べた。冒頭に国民民主に触れた理由については「最近まで国民民主の候補者として事務所を構えていた。地域の方々に、なぜなのかという経過をお伝えしたかった」と説明した。