【王位戦】V6目指す藤井聡太王位 永瀬拓矢九段と“推し武将”築城の城見学 5日地元で第1局

愛知県小牧市「小牧山城」を見学し、石垣の前で取材に応じる永瀬拓矢九段(左)、藤井聡太王位(撮影・松浦隆司)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=22)に永瀬拓矢九段(32)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負が5日、愛知県小牧市「合掌レストラン大蔵」で開幕する。藤井は王位6連覇を目指す。現在、藤井は通算タイトル獲得数は30期で、渡辺明九段(41)が持つ歴代4位の31期にあと1期に迫っている。自身初となる王位挑戦を決めた永瀬は念願のタイトル奪取を狙う。

決戦前日の4日、両者は織田信長が築城した小牧山城を見学した。その後、対局会場で検分を行った後、会見に臨んだ。

愛知は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の「三英傑」の出身地。愛知県瀬戸市在住で、再び天下統一を狙う藤井が好きな戦国武将は織田信長だ。

永瀬とのタイトル戦で6度目の激突となる。10歳年上の永瀬とは17年からVS(ブイエス=1対1の練習対局)を行う研究パートナーでもある。

永瀬を戦国武将に例えるなら? 質問に藤井は「いや~」と少し考え、「すぐには思いつかない」と回答。

「三英傑」の特徴を表しているとされる「鳴かぬなら-」がある。「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」が織田信長、「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」が豊臣秀吉、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」が徳川家康の句とされている。

藤井は永瀬について「ご自身の実力を高めるためにすごく努力と工夫をされている」と分析し、「秀吉の鳴かせてみせようのように工夫されている印象があります」と語った。

永瀬は藤井について「絶対王者であり、内容もよく手厚い」と語った。