【王位戦】藤井聡太王位、6連覇へ波乱の開幕局を制す

王位戦第1局2日目に臨んだ藤井聡太王位(左)永瀬拓矢九段(日本将棋連盟提供)

<伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦>◇第1局2日目◇6日◇愛知・小牧市・合掌レストラン大蔵

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=22)に永瀬拓矢九段(32)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第1局が5、6の両日、愛知県小牧市「合掌レストラン大蔵」で行われた。千日手による指し直しの末、先手の藤井が先勝した。藤井は王位6連覇、歴代4位タイとなる通算タイトル獲得数31期獲得へ、波乱の開幕局を制した。第2局は15、16日に有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑」で行われる。

戦国時代に織田信長が築城した小牧山城の近くの対局会場。天下統一の第1歩を踏み出した歴史的な場所で、藤井がラストスパートをかけた。持ち時間が各8時間の2日制の「長距離戦」。中盤は激しいぶつかり合いが続き、形勢は互角のまま終盤戦へ。ほぼ同時に「陸上競技場」に入ったが、最後の直線で抜け出した。

定期的に練習将棋を指す永瀬とは6度目のタイトル戦。過去5度は藤井がいずれも制したが、油断はできない。永瀬将棋を「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」の豊臣秀吉に例え、「実力を高めるためにすごく努力と工夫をされている」。第2局は秀吉がこよなく愛した有馬温泉対局だ。【松浦隆司】