【参院選】小池百合子都知事が自民候補を初応援 東京選挙区の鈴木大地氏の会合で「勝ち抜いて」

鈴木大地氏の総決起大会に出席した東京都の小池百合子知事(撮影・中山知子)

東京都の小池百合子知事は7日、参院選(20日投開票)で大激戦の東京選挙区(改選7)に自民党から立候補している元スポーツ庁長官、鈴木大地氏(58)の陣営が開いた23区総決起大会で、応援に入った。

序盤の各社情勢調査で議席減予想の苦戦も伝えられる自民にとって、根強い人気の小池氏の支援は願ったりかなったり。現職と新人2人を擁立した東京だけでなく、与党関係者の間では他選挙区での支援も含めて「百合子人気」に期待する声も出ている。

小池氏は、初代スポーツ庁長官だった鈴木氏とともに、東京五輪・パラリンピック開催への準備で連携した経緯がある。この日夜、都内のホテルで開かれた決起大会には、森山裕幹事長ら自民幹部らも出席。小池氏は、二刀流のドジャース大谷翔平投手を引き合いに、「鈴木さんは五輪メダリストであり、行政、教育の現場を知る『3本の刀』を持つ。国政にも都政にも欠かせない方」とアピール。東京と同様に夏季五輪をロンドンで開催した英国は、スポーツを国家戦略としてとらえているとして「スポーツはスポーツではあるけれど、政治そのもの。鈴木さんは背泳ぎの選手でしたが、国政の場で前へ向かって頑張っていただくことは、国にとっても大変重要。期待に応えてくださる人と信じている」と訴えた。

東京が9月に陸上世界選手権、11月にデフリンピックと、スポーツのイベントを控えていることにも触れながら、「この厳しい戦いを勝ち抜いていただきたい」と述べた。

鈴木氏は「私の人生はスポーツで変わった。これからは政治で社会を変えたい」と、意欲を示した。

小池氏は6月の都議選で、自身が特別顧問を務める都民ファーストの会の応援に奔走し、都民ファが自民から都議会第1党を奪還する原動力となった。一方、自公両党も、小池都政を支える知事与党の一角。小池氏は都議選で公明党候補の応援には回ったが、都議会会派でも発覚した裏金問題を抱えての戦いだった自民の候補については一部の激励にとどめた。歴史的大敗を喫した自民の党幹部からは、小池氏の対応に不満の声も出たとされる。

こうした経緯もあってか、小池氏は、先月の定例会見で「国政との連携ということで申し上げると、自民や公明の候補者のみなさんとこれからも連携しながら進めていくのが都にとってのプラス。そういう流れになるかと思う」と参院選では自民候補の応援に入る考えを示していた。国政での自公のピンチにどう立ち回るか。小池氏の今後の参院選への関与にも関心が注がれている。【中山知子】