【参院選】立民・野田代表「どの地域も手応え感じる」選挙戦前半戦に言及/インタビュー

合同インタビューに応じる立憲民主党の野田佳彦代表(撮影・中山知子)

立憲民主党の野田佳彦代表は10日夜、党本部で参院選(20日投開票)のスポーツ紙合同インタビューに応じた。「物価高から、あなたを守り抜く」と、物価高対策を前面に押し出して戦う選挙戦の前半の手応えを問われ、「どの地域でも感じている」と強調した。

同党は、食料品の消費税ゼロ%や、それが実行されるまでの給付、将来的には給付付き税額控除(消費税還付制度)の導入を公約に掲げる。野田氏は「(改選1議席の32ある)1人区は勝負の帰すうを決める。1人区は農業県が多く、農業政策が届いていると思う。(1人区でも)手応えはしっかり感じることができている」と述べ、これまで自民党が議席を多く獲得してきた1人区での勝利に意欲を示した。

その上で「改選議席数で自公を過半数割れに追い込むことが、最低限の目標。(参議院の自公)全体の過半数割れも、可能性があるなら1つ1つ勝利をつかむことで実現していくという意味でも頑張っていきたい」と述べた。

参院選の結果次第では今後、政権の枠組みの変化が起きる可能性もある。野田氏は、「(与党と)対決しているテーマがいっぱいあるのに、大連立ということはないと思いますね」と、くすぶる大連立論は否定したが、「(選挙後に)石破首相が責任を取るようなことがあればいろんなことが起きるかも知れない。結果が出てみないと(展望は)分からない」とも。将来的に「政権をとりにいく時は、もちろん単独政権を目指すのが基本」とも語った。

また参院選後は、これまでの「2大政党制」から本格的な「多党化」の時代に入る可能性もある。野田氏は、同様に、支持の受け皿が分散した6月の東京都議選で、党の議席は改選時を上回ったとして「参院選も同じような形を目指したい。無党派での伸びしろは立憲がたぶん、いちばんあると思っている。都議選と同様にしっかり足場を築き、次の政権交代に持って行きたい」と訴えた。「与党は今後、『背水の陣』で、より組織を引き締めてくると思う。我々は1回(民主党政権で政権を失い)、野党に転落して水中にいる。水中から崖に爪を当ててはい上がっていく『水中の陣』くらいのつもりで、あきらめず1議席でも増やせるよう頑張りたい」と語った。