【参院選】大激戦の東京選挙区で「アキバ舌戦対決」複数候補が遊説の聖地に ラストサンデー

参議院選挙7月20日投開票

参院選(20日投開票)は13日、選挙戦ラストサンデーを迎え、各党の候補者や党首、幹部らが全国で支持を訴えた。改選7議席に最多の32人が立候補した大激戦の東京選挙区では、選挙遊説の「聖地」でもある秋葉原に複数の候補者が足を運び、幅広い世代の有権者でにぎわうアキバの街で「舌戦対決」となった。

無所属の元衆院議員、山尾志桜里氏(50)は、応援団で漫画家の小林よしのり氏とともに秋葉原決起演説。「だれにも屈することなく訴えている。その時点で勝ちだ!」とほえる小林氏に「まだ勝っていません。必ず勝ちます!」と声を張り上げ、持論の女性天皇や憲法改正による自主防衛の実現を主張。争点に浮上してきた外国人政策にも触れ「排外主義が票になる、作戦成功となれば、この国は中道の精神を失う。ものすごい岐路だ」とも述べた。

国民民主党の元NHKアナウンサー牛田茉友氏(40)は、玉木雄一郎代表とともに演説カーに立った。子どものころいじめにあい、不登校になった経験を打ち明け「制度を変える側に立って課題を解決したい」と述べ、孤独・孤立対策への思いを訴えた。6日に自身が乗った車が長時間、何者かの車で追尾され日程の事前公表をとりやめていたが、周辺の警備を強化し、この日から公表を再開した。

3選を目指す共産党現職の吉良佳子氏(42)は「いよいよ自民党、公明党が過半数割れとなるかもしれない可能性も見えてきた。みなさんの1票で(参議院でも与党を)少数に追いやり、政治を前に動かしましょう」と訴えた。比例代表に立候補している社民党のラサール石井氏(69)も、福島瑞穂党首と秋葉原駅前で街頭演説した。

東京選挙区には主要政党だけでなく、参政党など新興勢力も候補者を擁立。自民、立憲民主、国民民主は2人が立候補。当落線上の周辺で複数候補が大接戦になっているとの調査もあり、最終盤までもつれそうな情勢だ。【中山知子】