MBS社長、選挙報道のあり方に「反省した」「立ち向かうような報道姿勢で臨んでくれている」

虫明洋一MBSテレビ社長(2025年1月撮影)

MBSテレビの虫明洋一社長(63)が15日、大阪市内で会見し、選挙報道のあり方について言及した。

参院選の投開票が20日に迫っている。昨年の衆院選や兵庫県知事選では、SNSの発信力とともに、テレビや新聞などの選挙報道のあり方が大いに議論となった。

自身も報道局時代に選挙報道に携わった経験がある虫明社長は「選挙戦が始まり、公示から投票日までは、ある選挙区については定量的な平等、それぞれの候補の主張を切り口は別にして、同じ行数に切り取るみたいなところに注力して、公示されるとそれしかできないというような自己規制があった」。近年の選挙報道において、SNSが大きな力を持つようになり、「僕達も目覚めさせられたというか反省があった。量的な平等だけでいいのか、視聴者、つまり有権者の投票に資する情報をきちんと伝えられているのかと反省した」と顧みた。

その上で、「定量に対して定性というのも出てくる。一概に定性的な平等とは何かというと難しいが、MBSテレビの放送情報は、今回の参院選ではあえて立ち向かうような報道姿勢で臨んでくれている」と、同局がこれまでの姿勢を改めた報道にチャレンジしていると説明。

SNSに対して「以前は、テレビの報道的にだんまりを決め込んだというか違う世界のものという捉え方をしていたが、その中に流れている情報がファクトチェックがいるんじゃないかというのもきちんと視聴者に伝えないといけない」と向きあい方について触れ、「テレビ番組の枠の中で伝えられなければ、MBSニュースというWEB上のメディアもあるので、そこでちゃんと伝えようという意識を持っている」とテレビ以外でも積極的に発信していく意識を示した。