藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=22)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に先勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第2局が16日、神戸市「中の坊瑞苑」で行われた。15日午前9時からの2日制で始まった対局は、16日午後7時、131手で先手の藤井が終盤の激しい寄せ合いを制して連勝した。第3局は29、30日、北海道千歳市「ポルトムインターナショナル北海道」で行われる。
敗れた永瀬が左斜め上の天井を仰いだ。投了寸前、攻め駒が1枚足らない。持ち駒の歩を打てば、「打ち歩詰め」の反則負け。藤井玉に詰め寄ったが、紙一重及ばなかった。
角換わり腰掛け銀の出だしから76手目の封じ手に144分も使うまで、初日は1時間で指し進めた。激しい攻め合いとなった2日目は時間を使い、策を練った。7筋に持ち駒の桂を打ってから藤井玉に襲いかかった。「少し指せている気がしたが、具体手が見えず、判断が誤っているかと思いました。最終盤、どうやれば難しいか見えなかった。もう少し均衡を保つことができれば、接戦に持ち込めた」と残念そうだった。
今年に入って王将戦、名人戦に次いで7番勝負に挑戦しているが、すべて連敗スタート。王将戦と名人戦は3連敗したが、今回は第3局で止めて、流れを変えたい。