兵庫選挙区(改選3)に無所属で立候補した前明石市長の泉房穂氏(61)が当選確実となった。
NHKで午後8時に当選確実が報じられ、03年~05年の衆院議員に続く自身2回目の国会への切符を手にした。支援者と喜びをともにすると「今日がスタート。国民の生活が厳しい中、今の政治は何をしているのか。新しい政治を始めるときが来た」と決意も新た。与野党を超えての大同団結が必要だといい、「国民の方を向いて負担を減らす。減税は必ずやる」とガラガラ声で語った。
第一声を姫路市の家島諸島の人口約20人の男鹿島からスタートする異例の選挙戦を繰り広げた。メディアに街宣の場所時間を事前に知らせない“ステルス選挙”を展開した。
同選挙区に出馬したNHK党の立花孝志氏が公示前に「泉房穂候補の選挙演説の後に私が、選挙演説をしていく予定です」と“追っかけ街宣”をすると宣言。事務所関係者は“ステルス選挙”に「泉氏は公示直前まで迷っていたが、もし街頭演説中にトラブルが発生したら、本末転倒なので事前告知を控えた」と説明した。
一方の立花氏は、兵庫県内で街頭では泉氏の政見放送の音声と明石市長時代の失言音声を交互に流し、「こんなに逃げ回る人に国会議員が務まるのか」と猛烈に批判した。
泉氏は選挙戦終盤に「選挙後に刑事告訴される?」との説が動画投稿サイトやSNSなどで広まる逆風も受けた。投開票日にも事務所前で「逃げ回っていていいんですか」と訴える人物が現れ、警察官数名が駆けつける騒ぎとなった。
泉氏は今回の選挙戦で「私自身、車を追いかけ回されたり、大声を出されたり、事務所を襲撃されたりした」と振り返り、SNSを活用した選挙戦について「私自身は功罪あると思う。マイナス面もある、ルール化は不可欠、一定のルールを作っていくべき段階と思っている」と指摘した。