小泉進次郎農相「ふざけんなという方が一部いらっしゃる」 米農家反発呼んだ備蓄米放出めぐり

小泉進次郎農相(2025年7月撮影)

自民党の小泉進次郎農相が20日、日本テレビ系の選挙特番「zero選挙2025」に出演。キャスターで同学年の櫻井翔のインタビューに応じた。

小泉農相は5月、江藤拓前農相の「コメは売るほどある」と失言して辞職したのを受け、後釜に座った。石破茂首相から高騰する米価を安定を言明され、備蓄米を放出したが、生産者からの反発を買った。

「生産者にとって備蓄米の放出が歓迎できないのはよくわかります。備蓄米の放出によって価格が下がる。ふざけんなという方が一部いらっしゃるのは、私は受け止めています」と切り出した。

米をインフラとして扱ってほしいという米農家の声もある。これには、「インフラ=不可欠という意味でとらえればそのとおりですね。重要なものだからこそ、(価格を)1回落ち着かせなければならない。そこで(備蓄米放出を)やっているということはご理解いただきたい」と語った。

備蓄米の放出で内閣支持釣りは持ち直したかにみえた。選挙前には鶴保庸介産院予算委員長(後日辞任)の「運良く」発言で大逆風となった。

「自民党に対して信頼回復の途上である。目の前の課題に対して、国民の皆さんの共感が集まるようなものを打ち出せていない。自民党って、与党の経験が長いので、良く言えば批判に対して懐深い。だけど、行儀よすぎて、言うべきことを言ってないというのがあります」とした。

野党についても言及。「野党の言っていることも相当無責任なことがありますから。焦りは全くない。今の時代、言われっぱなしはいけない。与党だから、言われたことに黙ってなきゃいけない。そういう時代は終わった。ほかの政党と比べて自民党が一番増し。野党の中で魅力的な政策(減税)を訴えて、一定の共感を呼んでいるのはよくわかります」と現状を見つめた。

そのうえで、「ただ、政権取ったら1つのテーマだけやっているわけにはいかない。農業、輪業、水産業、医療、介護、年金、子ども、子育て、環境、防災、外交、安全保障。全部かじ取りをやらなきゃいけない時に、誰が総理やって、かじ取りやるんですか?イメージわきますか。それを問いたくて。私はそれは自民党しかできないと思います。全方位であらゆる行政課題について責任を持つのが、政権与党の責任。我々が全部やりますと言ったって、際立つものがない。そのなかでも私たちが力を入れるのはこれです、こういう国づくりの方向にいくんですというメッセージが、今の自民党には弱いというイメージを抱かれている人が多いと思う。多くの国民が何を感じているか、変化してきた価値観だったり、多様化してきた国民のニーズにスピード感をもって対応する力が弱まってきたのは現実。野党の皆さんを正当に評価すると、そこの民意を感じる力が高くなったと思う。我々の改善しなければいけないところは大いにある」と、野党と自民党の温度差を指摘した。。

今後、石破首相の進退も含め、政局は動く。「選挙が終わった後にどのような状況になっても日本が停滞してはならないし、どんな立場でも役割を果たしていきたい」と語っていた。