英国の公共放送BBCの電子版は21日(現地時間20日)日本の参院選について報じ、与党の過半数割れについて「日本の首相、選挙で大敗したにもかかわらず続投を誓う」と報じた。一方で、14議席と躍進した参政党を「極右政党」と報じた。
BBCは「日本の与党連立政権は参議院で過半数を失ったが、石破茂首相は辞任する予定はないと述べた。首相は日曜の投票締め切り後に『厳しい結果を厳粛に受け入れるが、焦点は貿易交渉にある』と述べた」と石破首相の発言を紹介。「昨年の衆議院で既に過半数を失っており、今回の敗北は連立政権の影響力を損なうことになるだろう」と指摘した。
一方、参政党について「連立政権への支持は、少数派の右派政党・参政党の候補者によって損なわれたようだ。同党は『日本第一主義』や反移民の主張で保守派の票を集めた」と報じた。その上で「参政党がYouTubeで初めて注目を集めたのは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最中であり、ワクチン接種や世界的エリートたちの陰謀に関する陰謀論を広めていた」と参政党を紹介。「外国人居住者と移民に関する政策が多くの政党の、選挙運動の焦点となったため、日曜日の投票を前に、この極右政党の排外主義的な言辞は支持を広げた」と参院選での躍進について分析した。
その上で「孤立主義の文化と厳格な移民政策で知られるこの島国では、近年、観光客と外国人居住者の双方が記録的な増加を記録している」と、インバウンド(訪日客)が記録的な増加をしていると日本の現状を紹介。「この流入により、日本人にとっての物価はさらに上昇し、外国人が日本を利用しているという感情が一部で高まり、不満が高まっている」と、参政党を支持した有権者の心中をも分析した。
また、ウクライナのメディア「リーガネット」は「日本のトランプ支持政党が選挙で勝利。参政党は日本第一主義キャンペーンで政治の主流に躍り出た」と報じた。参政党について「新型コロナウイルスのパンデミックの最中にYouTubeに登場し、ワクチン接種や世界のエリート層の陰謀に関する陰謀論を広めた後、日本第一主義キャンペーンで政治の主流に躍り出た」と紹介。神谷宗幣代表(47)の写真を大きく掲載した上で、同氏が参院選の投開票後に「『日本第一主義』という言葉は、グローバリズムに抵抗することで日本人の生活を立て直すという思いを表現したものだ。外国人を完全に締め出すべきだとか、全ての外国人が日本から出て行けと言っているわけではない」と説明したとも報じた。