20日投開票の参院選で東京選挙区で1人、比例で9人の計10人の候補者を擁立していた、昨年7月の知事選で2位に入った石丸伸二氏(42)が代表を務める政治団体「再生の道」が選挙区、比例代表ともに議席を獲得できないことが確実になった。石丸氏は20日、都内で行った会見で、一部報道に苦言を呈した。
「再生の道が訴えてきた、人口減少が確定しているこの日本の将来において、このままのスタンスで国がもつわけない」と持論を展開。そして「それこそ今回の外国人問題でしたっけ? 各社がアンケートで聞かれた言葉をそのまま使ってますが、外に目を向けるというか、そらすような報道、主張が散見されたような気がします」と私見を述べた。
続けて「確かに内憂外患という言葉もありますし、日本はこれまでも外圧によって、いろんな発展性があったと。それにしてもです。今、どう考えても、危機は内側にあると思います。人口が減り続けると」と語った。
さらに「ちょうど右肩下がりに入ってきている。勢いが増していく段階という現状をとらえれば、これ以上の危機はないはずなのに、なぜそこに意識が向かってないんだろうか」と投げかけた。
「2008年に人口はピークで、500万人も減ってるわけです。テレビ、新聞でたまに報道される、しかし国民はまだこの重大さに気付けてない。もちろん地方は過疎地とかは如実に減少を感じられるので、地域の中では危機感というか、悲愴(ひそう)感が漂うところもあるんですが。日本国として、国民がまだそこに意識が向けられていないというのが、これは端的に言って政治の失敗だと思います」と一気に語った。
「このままだと守るべき国がなくなってしまう、というところで、どこから手をつけるべきかってなると、やはりマスメディアの皆さんに頼るしかないな、という思いを強くしています」と話した。
石丸氏は1月に「再生の道」を立ち上げ、6月の都議選に向けて候補者を公募。受験者1128人に対して3回の試験を実施し、最終面接をYouTubeで公開した上で42人を擁立したが、全員が落選。今回、参院選に立候補した10人も公募した1128人から選ばれていた。
石丸氏は昨年7月の都知事選で地道な街頭演説に加え、SNSを駆使した選挙戦術で165万票を獲得して2位と躍進。一躍「石丸旋風」と呼ばれたが、初の国政選挙でも結果が出なかった。
石丸氏は参院選をめぐる今月1日の会見で「教育への投資を優先し、持続可能な社会を構築する」とし「教育を最優先」という1テーマ、シングルイシューで戦うことを発表。目標については「今年7月の参院選を経て国政政党の要件を満たす」としていた。