音楽プロデューサーの松尾潔氏(57)が22日までに、自身X(旧ツイッター)を更新。音楽人としての視点から、20日に投開票された参院選で当選した立候補者らに言及した。
松尾氏は「吉良よし子さんの当選は、今回の参院選で数少ない明るいニュースでした。一筋の光と言ってもいい」と3選を果たした共産党現職の吉良佳子参院議員について書き出し、同議員がコンサートや音楽イベントの中止が相次いだコロナ禍当時から苦境にあえぐライブハウスの支援を訴えてきたことについてあらためて説明した。
続けて、同じく参院選で当選した参政党の新人、さや氏がジャズシンガーとして活動してきたことにも触れ、「ジャズは本来なら平和や自由とつながりの深い音楽だと思うんです。差別や戦争と闘ってきた歴史もあり、抑圧に抗う魂が込められています。だからこそ『ジャズシンガー』を名乗るさやさんが『核武装が最も安上がり』とか『徴兵制には教育的な価値がある』なんて語ったと知ると、本当にがっかりします。それこそお安い発言でしょう。ジャズと向き合ってきた人の言葉とは思いたくないし、平和を願う多くのジャズファンの気持ちともズレてるのではないかなぁ」と私見を述べ、「当選会見で、差別と分断をあおる政治を止めると誓う吉良さん。心から期待しています」とつづった。
また、吉良氏の投稿を引用し「いまを生きる政治家が、これほどまでに美しい『音楽と社会を接続する』言葉を発している。ならば次は彼女のコールに音楽人がレスポンスをする番だろう」と松尾氏。「多様なレスポンスがあっていいと思うが、ひとつ確かなのは、排外主義的な政策や公約を掲げる政治屋に阿(おもね)るものであってはならないということだ」とあらためて思いをつづった。