参政党は激動の1週間…参院選で「大躍進」の後に「本名公表」「不倫否定」「取材拒否」

参政党のさや氏こと、塩入清香氏(2025年7月)

参院選で14議席と躍進した参政党(神谷宗幣代表)は、激動の1週間でのリスタートとなった。

「日本人ファースト」のキャッチコピーを訴え臨んだ20日の投開票では、激戦の東京選挙区で2位となる66万8568票を獲得した、さや氏らが続々当選。予算を伴わない法案の提出が可能になり、神谷代表は「当初(目標)の6議席よりは明らかに多くの評価をいただいた。こんなに多くの支持をいただける想定ではありませんでした」と手応えを口にした。一方で、テレビ朝日系の選挙特番では大越健介氏、TBS系では爆笑問題の太田光と、それまでの発言などをめぐり、激しく意見をぶつけ合う場面もあった。

その余韻が覚めやらぬ23日には、選挙戦を象徴する存在だった、さや氏が本名を「塩入清香(しおいりさやか)」と公表。議員としては今後、本名での活動をしていく意向も示した。経緯について「選挙戦におきましては、シンガーおよびキャスターとして長年親しんでいただいた『さや(saya)』という名前で出馬させていただきました。これは、多くの方々に覚えていただきやすいという戦略的な理由もございました」と説明し、本名公表を控えたもうひとつの理由として、家族の健康状態を考慮していたことも挙げた。

さらに同党の鈴木敦衆院議員をめぐり、「週刊文春」の公式Xでは23日、「スクープ撮」などとして、鈴木氏に関する記事の一部見出しや写真などを掲載。また「文春オンライン」では、鈴木氏が妻ではない女性と温浴施設の部屋に入ったと伝えたことや、鈴木氏が取材に対し、入室を否定したことなど、記事の一部を公開した。鈴木氏は「鈴木あつし」名義で開設しているXで事情を説明。「当該記事について、事実を説明します。選挙期間中、後援会の会合でスーパー銭湯を利用し、食事と休息を取りました。写真の女性は後援会の方で、一切の不適切な関係はありません。スーパー銭湯ですし。誤解を招き申し訳ありません。引き続き、皆様の信頼に応える政治活動を続けてまいります」などと主張した。

さらに、メディアとのトラブルも発生。22日の同党の定例記者会見で、神奈川新聞の記者の入場を断った。党は理由として「同記者は、7月20日に投開票された第27回参議院選挙の選挙期間中、『しばき隊』と呼ばれる団体と行動を共にし、本党の街頭演説で大声による誹謗中傷などの妨害行為に関与していたことが確認されています」と説明。「こうした経緯から、今回の会見でも混乱が生じるおそれがあると判断し、主催者として入場をお断りしました。記者会見は、本党の考えや立場を広く伝えるための大切な場であり、妨害や混乱があっては本来の目的を果たせません」とした。これに対し、神奈川新聞も「異論を封じようとするメディアの選別に強く抗議する」などと反論している

神谷代表は同会見で「比例で、(国民民主党に続く)野党2番目の得票数をいただいた。もともと6議席をとりたいと思っていたが、倍以上の議席をいただけた。ありがたいと思っている」と感謝した上で「(その分)責任をも2倍になる」と責任感を口にし、人員補充など、党の体制づくりに注力する考えを示した。参院選の「台風の目」となった参政党だが、選挙後も注視の“目”が寄せられている。