将棋界のトップ棋士が公開対局で全国を転戦する勝ち抜き戦「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」1回戦第3局、豊島将之九段(35)対広瀬章人九段(38)戦が26日、札幌市にある「札幌コンベンションセンター」で始まった。先手後手を決める振り駒は、歩が3枚出て、広瀬が先手、豊島が後手で相掛かりに進んだ。両者の対戦成績は広瀬15勝、豊島14勝。直近5局は広瀬がすべて勝っている。
2人とも竜王獲得経験者。また、豊島はJT杯で2016年(平28)に初制覇を果たすと、20、21年と連覇を達成した。特に21年は、この公式戦で初めて決勝に進出してきた藤井聡太現7冠を下している。
広瀬は昨年と19年の準優勝者。昨年は準決勝で藤井を倒したが、決勝で渡辺明九段に惜しくも敗れた。今回は地元での対局から登場する。初優勝に弾みをつけたい。
JT杯は、前回優勝の渡、今年2月末の時点でタイトルを保持していた藤井、伊藤匠叡王と、前年度の賞金ランキング上位者の計12人が参加し、公開対局で全国各地を転戦する。優勝賞金500万円。持ち時間は各10分。使い切ると1手30秒未満で指さなければならない。ただし、1分単位で計5回の考慮時間がある早指し戦。