将棋界のトップ棋士が公開対局で全国を転戦する勝ち抜き戦「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」1回戦第3局、豊島将之九段(35)対広瀬章人九段(38)戦が26日、札幌市にある「札幌コンベンションセンター」で行われた。相掛かりから激しい攻め合いに進んだ対局は、積極的に踏み込んだ地元出身の広瀬が5筋から中央制圧にかかった豊島の攻めを振り切り、白星を挙げた。
広瀬は昨年と19年の準優勝者。豊島には直近の対局で5連勝している。今局は「先手8二角と打って、やってこいの姿勢でいました。5三の地点が後手陣の弱点なので、そこを突いていこうと思いました」と振り返った。歩切れできわどい勝負だったが、「玉が上に行けるようになったのが幸いしました」と話した。
対する豊島は、「積極的に動いてはいったが、駒損になってどうだったか。自分らしく指せたが、うまくしのがれてしまった」と残念そうだった。
広瀬は8月30日に高松市「サンメッセ高松」で行われる2回戦で永瀬拓矢九段と対戦する。