参院選比例に自民党から出馬して落選した元経産官僚で慶大教授の岸博幸氏(62)が27日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。自民党の現状に怒りをにじませ「真剣に下野して本当に解体的な出直しを」と訴えた。
岸氏は「自民党は残念ながら、石破さんの問題だけじゃなくて組織の体をなしてない」と選挙戦の中で感じたことを語った。自身は消費税減税に反対する立場をとっており「ある幹部から消費税減税は間違っていると広めて欲しい」と依頼されたが、自身は一候補に過ぎないとして「総理や幹部もわかりやすい論理で(訴えを)広めて、ちゃんとこういうことをやるんだと言ってくれとお願いしたけど、全然徹底されない」と党内で方針が統一されないことに憤った。
また「選挙戦不利になると、終盤になってなぜか減税もやるとかブレまくる。これが典型例で、組織として全然ガバナンスができてなくて。例えて言うと、昔から続く伝統ある企業ほど内部の論理で外が見えなくなる。それと同じ状況になっている」と説明した。
岸氏はまた「外で見ている以上に、中で関わるとここまでひどいんだと。組織の体をなしてなくて。個人の集まりでみんな好き勝手やっているだけで、選挙戦1個とってもやり方は昭和と変わっていない」と一刀両断。「石破さんは辞めて当然だと思います。まともな組織ならトップが責任取るのは当たり前」と語り、「逆に言えば、石破さんを変えたらそれで自民党が良くなって政策が良くなるか。無理です。今の組織では」と切り捨てた。
さらに「とにかく総理を変えただけでは絶対に変わりませんから。一部の国会議員は一度下野すべきだと言ってますけど、私は真剣に下野して本当に解体的な出直しをしないと多分ダメだと思う」と厳しい口調で語った。