藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に連勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第3局が29日午前9時からの2日制で、北海道千歳市の新千歳空港国際線旅客ターミナル内にある「ポルトムインターナショナル北海道」で始まった。毎回道内各地を転戦する王位戦の千歳開催は初めて。先手後手はすでに決まっており、今局は永瀬が先手、藤井が後手。
永瀬は午前8時41分に入室した。それから遅れること約7分。午前8時48分に藤井が入室。着座すると手提げ袋から扇子、デジタル時計、除菌ペーパー、ハンカチを取り出して所定の場所に置いた。
お互いに駒を並べ終え、立会人の島朗九段が対局開始を告げると、永瀬は1回、2回と記録係が座る左側を見て、角道を開けた。
対する藤井はいつものようにお茶を一服口に含む「初手お茶」の後、やはり角道を開けた。後手番の初手で角道を開けるのは、今年3月の王将戦第5局の永瀬戦で初めて指している。この時は藤井が勝ち、4勝1敗で防衛した。
持ち時間は各8時間。両日とも昼食休憩は午後0時30分から1時間。午前10時と午後3時におやつが出される。初日は午後6時の段階で手番の棋士が次の一手を封じる「封じ手」を行い、終える。