旧安倍派「5人組」世耕弘成氏、石破首相の退陣求める「選挙結果を見れば交代しないといけない」

世耕弘成氏(24年10月)

自民党旧安倍派で「5人組」と呼ばれた幹部の1人で、現在は無所属(会派は自民党)で活動する世耕弘成衆院議員は29日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演し、自民党内で退陣要求が相次ぐ石破茂首相について「選挙(参院選)の結果をみれば、これは交代しないといけないと思う」と述べ、退陣を求めた。

今月23日、「5人組」メンバーの萩生田光一氏、西村康稔氏、松野博一氏と4人で面会した際も、その認識で一致したと述べ「4人だけでなく党内の意見がそうなっている」と訴えた。

世耕氏は「今回の結果を踏まえ、しっかりしたブレない政治を取り返していかないといけない。それを実践していたのは、賛否はあるが安倍晋三元総理だと思う。その教えを身近に受けてきた我々がしっかり立ち上がり、ブレない政治、本当の意味での保守政治を取り戻す努力をしないといけない」と訴えた。

続投を表明している石破首相について「石破さんはおそらく、法律1本を各党と調整しながら成立させてやっていけると考えているのだろうが、それでは切れ味のいい政策は出せないし、調整にも猛烈な時間がかかる」とした上で、「新たな連立の枠組みをつくり、少なくとも政府が出してきた法律は国会で過半数の支持が見込める状況をつくらないといけない。それをつくるためには、選挙を責任者として戦った石破さんが引かれて、まずは体制を切り替えないと、連立の協議も進まないと思う」と主張した。

参院議員だった世耕氏は、旧安倍派の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で政治資金収支報告書への不記載が指摘され、離党勧告を受けて昨年4月に離党。昨年の衆院選にくら替え出馬し初当選した。裏金問題について「深く反省しています」とした上で「私は政倫審と予算委員会で説明を尽くしたし、検察の捜査も検察審議会も含めて終了している。私は最も重い離党勧告を受け離党し、その上で無所属で大変厳しい選挙を戦い当選した。そういう意味では、有権者の審判を受けており、不記載については反省しながらしっかり仕事に取り組めと言うことだと思う」と述べた。

また、いわゆる「裏金議員」への厳しい批判を念頭に「反省し、処分も受けた。選挙も多くの人が落選をしたが、当選してきた人間もいる。民意として『反省しながら頑張れ』ということ」だと持論を主張。「政権の枠組みの議論に、不記載の人間が参加しちゃいけないというのは、(有権者の)民意が反映されないことになる。私は離党したが、旧安倍派のメンバーを含め、反省すべきは反省しながら、有権者の代弁者としてしっかり意見を言っていくべき、行動すべきと思う」とも主張した。