「派閥って解消したんじゃ?」浜田敬子氏、石破おろしにちらつく旧派閥議員らの動きピシャリ指摘

浜田敬子氏(2024年2月撮影)

元AERA編集長のジャーナリスト浜田敬子氏は30日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。参院選で落選した自民党議員が、大敗を受けて石破茂首相の引責辞任を求めたことに対し、自民党で解消されたはずのかつての派閥が、「石破おろし」の中心となっている現状に怒りをにじませた。

「石破さんを引きずりおろそうとしているのは、旧安倍派や麻生派の人たちが中心といわれていますけれど、派閥って解消したんじゃないですか?」と、ピシャリ指摘した。

この日、番組恒例のパネル企画コーナーでは参院選大敗を受けて混迷する自民党の現状などを特集。参院選比例代表に立候補したが落選した、「ヒゲの隊長」こと自民党前参院議員の佐藤正久氏が生出演。自身も出席した28日の自民党両院議員懇談会の様子について「候補者と自民党にいちばん責任があり、石破さん1人の責任ではないのは当然。ただ、トップとして掲げた必達目標に届かなかったという結果責任はとって、総裁選に進むべきという意見が40人くらいからあった」と振り返った。森山裕幹事長が、8月末までに行う参院選の総括、検証後に引責辞任する考えを示唆したことに触れ「森山幹事長が辞めるとなると、センターピースがなくなるような党運営になる。そうなると石破総理も(辞任を)決断するというのは自然の流れなのではないか」との認識も示した。

一方、浜田氏は「これだけ大敗し、議員の人たちが石破さんの責任を問いたい、というのは分からないでもない」と理解を示しながらも、「この権力闘争じたいが、もう、いやなんですよ。古い自民党、古い政党の象徴。しかも、石破さんを引きずりおろそうとしている人たちは、旧安倍派や麻生派の人たちが中心と言われていますけれど、派閥って解消したんじゃないですか? それなのに派閥単位でこういうことが起きる」と、今の「石破おろし」の動きをバッサリ切り捨てた。

「しかも旧統一教会に関係に深い方々とか、裏金議員と言われる人が声高に言うのは、もうすごい違和感がありますよね。それが原因ですよね、負けた、そもそもの。ということで、どんどん自民党から支持が離れていくと思います」とも指摘した。

浜田氏は「石破さんが続けたいという意欲を漏らしていらっしゃる裏には、報道によると、『古い自民党には戻したくない』という使命感があると報じられている。それは私はすごく理解できます」と述べた上で「今、(石破おろしを)声高に言う人たちの言う通りにしてしまったら、結局、前の派閥中心の自民党になったり、旧安倍派が中心になることを恐れていらっしゃるのではないですかね」とも述べ、首相の心境を推し量った。