学歴詐称疑惑の伊東市長、一転続投宣言で市役所が悲鳴「パンク状態」開庁時に問い合わせ300件

田久保真紀氏(Xから)

学歴詐称疑惑問題を受け、辞任し出直し市長選出馬の意向を公表していた静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が先月31日、市内で定例会見を開き、一転して留任する意向を表明した。

田久保氏は、市民の厳しい声があったことを報告した上で、メガソーラー建設反対などの公約について「これだけはやりとげなくてはいけない」と説明。「必ず結果でお返しをしていきたい」と語った。記者の「辞職しないということか」との確認に対し「そのように理解して頂いて結構です」と続投を表明した。

一夜明け、伊東市役所は対応に追われた。日刊スポーツの取材に対し、市の広報課は「出勤時点で問い合わせのメールは300件以上。パンク状態」と開庁時点で既に問い合わせが殺到している現状を訴えた。電話による問い合わせも昼を過ぎて400件以上だという。

田久保氏は7月28日の定例記者会見で、自身の進退について「31日に改めて会見を開く。弁護士とも相談し、整理したものを説明できるようにする」と述べていた。

田久保氏は先月7日の会見で、今後辞任し、出直し市長選に臨む意向を明らかにした。また、これまで広報誌などで「東洋大法学部卒業」としていた自身のプロフィルは、実際は大学に「除籍」されていたことが判明したとあらためて説明。市議会議長に“チラ見せ”した「卒業証書」とされる文書については、検察の捜査に託す意向も示していた。

また7月18日に記者団の取材に対し、月内に辞職する考えを明らかにしていた。

自身の学歴問題に関する市議会調査特別委員会(百条委員会)への証人尋問への出席を拒否したことに関しては、出席が必要な理由に対する百条委側の説明が不十分との認識を示していた。

5月29日に就任した田久保氏は、市の広報誌などで東洋大卒と自身のプロフィルを紹介したが、実際には大学を除籍となっていた。

市議会は7月7日、市長に対する辞職勧告決議を全会一致で可決。広報誌で紹介した経緯などを調べるため百条委を設置し、職員への証人尋問を実施した。