【将棋】佐藤天彦九段が乱戦制す 菅井竜也八段下し地元福岡で初戦突破 JT杯福岡大会

出身地である福岡市で初戦を突破した佐藤天彦九段

将棋界のトップ棋士12人が公開対局で全国を転戦する勝ち抜き戦「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」1回戦第4局、佐藤天彦九段(37)対菅井竜也八段(33)戦が2日、福岡市の「福岡国際センター」で行われた。振り飛車党の実力者同士の対局は、後手の佐藤が乱戦を制して地元で勝利。2回戦に進出した。

角交換の序盤から、激しく攻め合う展開になった。龍と飛車を持った菅井に対し、角と馬で佐藤は対抗する。お互いの主張点が違うため、時間があればいくらでも考えたい局面が続き、いったん流れは落ち着いた。端攻めからうまく糸口をつかんだ佐藤が押し切った。「あんまり見たことがない将棋。こちらが攻めるターンが続いたところで、勝ちやすい展開になっていった」と振り返った。

敗れた菅井は「1手1手大変な将棋だった。端を攻められてから苦しくなった。長期戦になったところで佐藤さんにうまく陣形を作られた」と語った。

これでベスト8が出そろった。2回戦の組み合わせは、第1局(8月9日、静岡市「ツインメッセ静岡」)が藤井聡太7冠対佐々木勇気八段、第2局(8月16日、新潟市「新潟市産業振興センター」)が渡辺明JT杯覇者対山崎隆之九段、第3局(8月30日、高松市「サンメッセ高松」)が永瀬拓矢九段対広瀬章人九段、第4局(9月13日、熊本県益城町「グランメッセ熊本」)が佐藤九段対伊藤匠叡王。