フジテレビ解説委員の松山俊行氏は3日、キャスターを務める同局系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時半)で、参院選大敗をめぐり拡大する石破茂首相に対する「石破おろし」をめぐり、「石破総理自身の続投の意思そのものは、は先週より強まっているという見方が出ている」と、指摘した。
番組では、石破首相が「辞めない3つのワケ」をて、松山氏が解説。8月下旬に参院選の総括が終わった後の退陣の可能性も取りざたされる石破首相について「今後の政治日程を考えますと、8月中に石破総理が退陣を表明する可能性はまだ消えていないと言えますが、石破総理自身の続投の意思は、先週より強まっているという見方が出ている」と述べ、理由として3つが挙げられた。
まず、各社世論調査で、「辞任すべき」「辞任しなくていい」の意見が拮抗(きっこう)していることに加え、自民党支持層に限ると、FNNの調査では「辞任すべき」22・9%に対し、「辞任しなくていい」が73・3%と圧倒的に多いことを紹介。各社調査でも同様の結果が出ていることを踏まえ、松山氏は「国民の感情としては、政権としては強く支持できないけれど、いまの衆参両院での少数与党の中では石破総理が最善のリーダーなのではないかという微妙な世論の心理が見てとれる」と述べた。
また、有権者の自民党不信の発端となった派閥裏金事件を起こした旧安倍派の実力者が、石破首相の退陣を求めていることに触れ「石破首相は過去3回の選挙で3連敗しているので強い批判を浴びているが、もとをたどれば、政治とカネ、いわゆる裏金問題があった。主たるメンバーは旧安倍派の議員で、その(旧派閥の)議員たちが今そういう発言をするのは復権を目指しているためではないかとみられており、石破総理からすると、元の原因をつくった人たちがそういうことを言うのは内心じくじたる思いがあると思う。それを受けて、より続投の意思が強まっていると見て取れます」と指摘した。
さらに、参院選の結果、与党は参院の過半数(125議席)に3議席足りない122議席。松山氏は「過半数を割ったといっても、3つだけ。過半数は125で、なんとか挽回できるのではないかという見方も出ている」と述べた。
3議席の確保の仕方について、今回初当選したチームみらい党首の安野貴博参院議員の名を挙げ「安野さんは、デジタル政策で一致する部分があれば、現在の与党とも協力することはやぶさかではないと公言している。このあたりを組み入れていく可能性もある。残りは保守的な議員で今回、無所属で上がってきた議員や、非改選の中にも無所属で与党系の動きをする議員もおり、達成できない数字ではないという見方が出ている」と述べた。