学歴詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保真紀市長は13日、同問題を調査するために設置された市議会の百条委員会(百条委)に出頭し、証人尋問に臨んだ。
午前10時に始まった百条委。田久保氏は冒頭で「私は良心に従い真実を述べ、何事も隠さず、また何事も付け加えないことを誓います」と宣誓した。
田久保氏はこれまで、百条委の証人尋問への出頭を拒否していたが、市議会側は、田久保氏が再度出席を拒んだ場合ば、刑事告発する方針を示していた。田久保氏は12日、出席の意向を議会側に伝えていた。
証人尋問が始まるとで、田久保氏は答える際には「委員長!」とはっきり通る声で、指名を求め、答え終わると「以上でございます」と述べた。一方、市の広報誌で「卒業」とされていた東洋大を、実際は除籍されていた事実を知ったのは、6月28日に大学で確認した際だと、従来の主張をあらためて説明。議会側に「チラ見せ」したとされている「卒業証書」の提出を求められながらも、再三、拒否していることについては「(議会側にすでに提出した)回答書に記載していることがすべてでございます」などと述べるにとどめた。
また、大学側の責任に触れた質問を受けると「大学そのものには思い出もあり、私なりの愛着もある大切な学び舎だ」とした上で、大学側が9月まで夏休み中であることを理由に、早急に大学側との間で意思確認をすることは、現状では困難との認識を表明。「私の不徳の致すところでご迷惑をかけている。出身校への愛着もある、大学の方にすべて責任があるような対決姿勢でお話しするつもりはない」などと主張。「卒業できていない事実を知った時点で、卒業できていない事実について大学と争う考えはまったくございません」とも述べた。
証人尋問は午後0時30分ごろ終了し、田久保氏は数回、頭を下げながら、同席した弁護士とともに退席した。