東京地検特捜部副部長や衆院議員を務めた弁護士の若狭勝氏は13日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。学歴詐称疑惑の渦中にあり、この日、静岡県伊東市の市議会百条委員会(百条委)証人尋問に出頭した田久保真紀市長が、「卒業証書」とされる書類を議長らに「チラ見せ」したと指摘されていることについて、「チラ見せ」を否定し「約19・2秒ほど見ていただいた」と主張したことについて、コメントした
田久保氏はこの日の尋問終盤、議長や副議長に「卒業証書」とされる書類を「チラ見せ」したと指摘されていることに関して問われ、「約19・2秒ほど見ていただいた」と主張。終了後の取材では、議長との会話を録音しているとして、19・2秒の数字は「ストップウオッチで計りました」と述べ「私の持っている記録では、19・2秒、提示したということ。『もっときちんと見せてください、チラ見せはやめてください』という会話の記録はございません」「提示後、(議長からは)『いいじゃん』というコメントをいただいた」と述べ、議長側も提示内容に了承したと受け取れる主張を展開した。
田久保氏のこの主張をめぐり、番組MCのフリーアナウンサー宮根誠司から「『卒業証書』があって、それを議長に見せた。そこから(話が)おかしくなっている」と水を向けられた若狭氏は、「最初にボタンのかけ間違いがあったと思う」と指摘。「学歴について、事実ではないことを書いてしまったので、申し訳ない、公約をしっかりやりますと言えばよかったものを、『卒業証書』というようなものを見せたがために、(疑惑を)引きずって、今日まで至っている」と指摘した。
田久保氏の発言についても、若狭氏は「少なくとも弁護士にいろいろアドバイスを受けているということですが、私の経験からすると、こういう政治家の問題が起きた時、弁護士のアドバイスをそのまま受けてしまうと、政治家としての信頼がどんどんどんどん失われていく恐れがある。田久保さん自身は、そのことをよく理解されていないのかなと思った」と述べた。
宮根から「裁判を前に、弁護士さんのアドバイスの通りにしゃべっているように見える。政治家の言葉で話しているとは思えないということ」と問われると「その通りですね」と応じた。「私は弁護士で、議員もやっていたが、だいたい普通の政治家は、政治家スタンスでものごとを見て答弁するんですが、今回の市長に関しては、政治家のスタンスというより、疑われているものの容疑者的な立場で、弁護士のアドバイスのもとで言っているように映る」と、分析した。