将棋界のトップ棋士が公開対局で全国を転戦する勝ち抜き戦「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」の2回戦第2局、渡辺明JT杯覇者(41)対山崎隆之九段(44)戦が16日、新潟市「新潟市産業振興センター」で始まった。先手後手を決める振り駒は、歩が3枚出て渡辺が先手、山崎が後手。
渡辺は昨年の覇者。16年連続20回目の出場となる。1回戦はシードで、JT杯連覇を目指す。2014年(平26)、18、19年も制した。過去4回の優勝は、谷川浩司17世名人の6回(89、90、92、96、97、09年)、羽生善治九段の5回(91、98、03、10、11年)に次いで歴代3位だ。タイトル獲得通算31期と、こちらも将棋界4位でもある。
山崎は17年の優勝者。2年ぶり8回目の出場となる。昨年、棋聖戦に挑戦した。1回戦では丸山忠久九段を下して勝ち上がってきた。
両者の対戦成績は渡辺の12勝、山崎の6勝。
JT杯は、前回優勝の渡辺のほか、今年2月末の時点でタイトルを保持していた藤井聡太7冠、伊藤匠叡王と、前年度の賞金ランキング上位者の計12人が参加する。優勝賞金500万円。持ち時間は各10分。使い切ると1手30秒未満で指さなければならない。ただし、1分単位で計5回の考慮時間がある早指し戦。