自民党幹事長も務めた元衆院議員の石原伸晃氏は17日、自身のX(旧ツイッター)を更新。今月2日に放送された民放番組での自身の発言をめぐり、番組側が訂正、謝罪をする流れになったことについて「憤慨している」と明かした。
石原氏の発言をめぐっては、9日に放送された日本テレビ系「サタデーLIVE ニュースジグザグ」(土曜午前11時55分)で、番組キャスターを務める読売テレビの足立夏保アナが、石原氏が生出演した2日の放送内容をめぐり「政治資金の不記載問題をめぐる石原伸晃氏の発言の中で、萩生田光一氏と松野博一氏が、安倍元総理が還付(キックバック)停止を指示をしたとされる会合や幹部協議の会合にいたかのように受け取られる部分がありましたが、萩生田氏、松野氏ともいずれの会合にも出席していません」とした上で「両氏におわびし訂正いたします。失礼いたしました」と謝罪していた。
石原氏は、経済ジャーナリスト須田慎一郎氏のYouTube番組に出演した際の一部映像を投稿。「参院選で裏金問題が影響したのか、しなかったのか。加えて、石原さんがテレビ番組で発言したことについて事実誤認としてクレームが付いた。事実誤認で番組が訂正した、というところなんですが何かおっしゃりたいことが…」と須田氏に水を向けられた石原氏は「私、これね、憤慨しているんですよ」と怒りをにじませた。
「事実誤認じゃなくて、(出演した番組は)ワイドショーなんですから、ものごとを、はしょってしゃべるじゃないですか? 『萩生田さんは約2700万円の不記載があった』とか言っていませんし、個人の名前も出していない」とした上で「今回の政治不信の元、元凶は間違いなく、旧安倍派のみなさんの裏金問題」と述べた。「鈴木宗男さんがおっしゃっておられましたが『(参院選期間中に)北海道を回っていちばん言われたのは、裏金の問題だ』と。『(裏金が指摘された議員に)しっかりした反省も見えないし、やった本人たちの弁解も聞こえてこない。何に使ったのか明らかにしない限りだめだ』と。宗男さんの言っていることは、本当に正しいと思った」とも訴えた。
「(当該番組では)私は、個人名を出さなかった」と繰り返した上で、萩生田氏の元政策秘書が、旧安倍派の裏金問題で政治資金収支報告書に政治資金パーティー収入の一部を記載していなかったとして、東京地検特捜部から15日に政治資金規正法違反の罪で略式起訴され、罰金などの略式命令が出されたことに言及。「(不記載額の)金額からいうと、1番から4番の人は議員を辞められている。5番目が萩生田さんで2700万円相当。今回は、時効分も入りますから(3年で)1900万円くらいのもので、略式起訴されている。これは非常に重いことであり、政治不信が日本の政界の根底にあるということを検察が取り上げたということだと思う」とした上で「私が(番組で)言いたかったのは、安倍派の幹部の人たちがそれ(還流)をやめなかったということ。安倍さんのいた会合に出た、出ないが問題ではなく、幹部のみなさん方の責任は重いよということを言いたかったんですけど、事実誤認だと…」と述べた。
「知らない仲ではないんだから、私に言ってくれればXか何かで訂正しますよ。そう取られたとしたらね。それを、(番組を制作している)地方局に訂正と謝罪を求める。政治不信の元凶である人たちが、言った本人じゃないところに言ってくることの方が、私は問題だと思います」と述べ、自身には連絡がなく、放送局に連絡がいったことに、強い疑問を呈した。
須田氏は「キー局と地方局の関係でいえば、地方局は弱い立場にある。訂正しないと立場がなくなってしまうから泣きついたという構図もありますよね」と指摘。これに石原氏は「プロデューサーの方と話して言われましたので、編集権はもちろん、そちらにありますので私は文句は言いませんけれど、真実を語るということは必要。誤解を招いたとすれば、その点は反省しますけど、今回の政治不信の元である人たちに文句を言われる、しかも私じゃなくて、地方局に言っていくというやり方が、ぼくはよくないと思います」と語った。
「権力のある側にいる人間は、謙虚でないといけないと思います」とも口にした。