舛添要一氏「プロ的視点から」石破内閣の支持率急上昇を解説 「まあ、どうしようもない…」

舛添要一氏(2016年5月撮影)

前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が26日までにX(旧ツイッター)と音声プラットフォーム「Voicy」を更新。参院選大敗後、石破おろしの動きの中で続投を続ける石破茂首相をめぐり、報道各社の世論調査で軒並み支持率が上がっていることについて「何が起こっているんだろうか」と思いを巡らせ、「まあ、どうしようもない政治の閉塞感」とうんざりした様子で語った。

舛添氏は共同通信の最新の世論調査を引用。23、24日の世論調査で、石破内閣の支持率は35.4%で12.5ポイント上昇。辞任すべきは40%、必要ないは57.5%で、辞任を求めない声の方が多くなっている。

舛添氏は「各メディアが世論調査を行いましたけど、おどろくべきことに内閣支持率が急上昇している」と,各社の世論調査結果を紹介。「何が起こってるんだろうか」と問題提起した。

そこで、「で、まあ、私も含めて、まぁ、いわば政治のプロから見るとどうも合点がいかない。プロ的な視点で言うとですね」と、プロとしての見解を展開した。

「まず政策的な成果が上がっているか、いうことなんですけど。まあ、その前にですね、要するに去年の衆院選、今年の都議選、そして参院選、全部負けてるんですね。戦に負けた大将ってのは首切り落とされるわけで、戦国の時代なら、3回負けたら3回首切られているはずなんですね。で、しかし辞任しないというのはおかしいんで、基本的に大人の世界の政治の責任の取り方というのは辞めることなんです。それを辞めてないというのは、これはどう考えても、おかしなことなんです」と指摘。永田町に住んだ「プロ的な視点」からは、今の状況は異常事態と指摘した。

次に「それから政策的にものすごい立派な仕事したんだったら辞める必要ないんですけど、立派な仕事してますか。まったくしてません」と、こき下ろした。「コメの値段、新米が出始めたけど、まだ値段高いじゃないですか。日本人の主食ですよ。主食が倍になるようなことを1年近くほったらかしておけるというのはよほどの神経かと思う。よその国だったら内閣簡単に潰れますよ」と、政策面でも成果を上げていないと指摘した。その上で「なんで『石破辞めるな』ってみんな言ってるかっていうと、『選挙負けたのは石破のせいじゃなくて、安倍派含めての裏金議員たちのせいだ。彼らを批判すべきであって、批判されるべき安倍派の連中が石破おろしやっているからけしからん』って単純な議論でやってるような気がします」と語った。

また、外交面についても「これは私はガタガタだと思います」とバッサリ。「トランプ関税、15%。車なんて2.5%だったのが12.5%も上がるわけですから日本経済やっていけない。ところが25%と言われて15%になったからいいだろうみたいな、国民もよくやったと錯覚する。これは完全な失敗ですね」とし「外交がうまくいっているというのは全く嘘だと思いますね」と批判した。

舛添氏は「私はきちんと総裁選前倒しでやるべきだと思っています」としつつ「ところがこれまた世論調査で支持率上がっているからどうしようか、なんてなっている」と、直近の世論調査での石破内閣の支持率急上昇に触れ「まあ、しかし、このままじゃ自民党終わると思いますね。野党もバラバラでこれ1つにまとまれば政権交代なんですけど、まあ、どうしようもない政治の閉塞感ということになっていると思います」と、うんざりした様子で語った。