石破首相は「自ら進退判断を」コバホーク小林鷹之氏、自民参院選総括発表時の辞任表明に期待

小林鷹之氏(2024年9月撮影)

昨年の自民党総裁選に出馬した「コバホーク」こと自民党の小林鷹之・元経済安全保障相は、29日に放送されたBS日テレ「深層NEWS」に出演。9月2日に予定される、大敗した7月の参院選総括内容発表前に、石破茂首相(党総裁)が自発的に辞意表明することに期待を示した。

自民党では、参院選大敗を受けても続投する石破首相に対し、総裁選前倒しの実施を求める声が出ている。総裁選選挙管理委員会は27日の会合で、所属国会議員に対する意思確認について、前倒しを求める議員には書面に署名、押印の上で、党本部に原則本人に持参させる形式を決定。「石破おろし」の議員を公にさらす手法に、党内では反発の声もくすぶるが、意思確認は9月8日に行われ結果は当日中に公表される予定。

小林氏は、前倒し要求を求める書面に署名した内容が公表されることの是非を問われ「決まったことなので従うだけ。政治家である以上、記名は当然と思う。個人的には、公表についてはどちらでもいいんですが、党の中の話なので、本来は党内で把握していればいい話ではなかったかと思う」と述べた。

自身は書面にサインするかとの質問には「その前に、(自民党は衆院選、参院選の)2回の国政選挙で大敗した。選挙結果こそ民意。本来なら、(石破首相に)責任の取り方を考えていただきたいと申し上げている」とした上で「表明をされないなら、私は党どうこうより、そもそも民主主義の危機だと思っているので、そういう状況になれば私は署名します」と述べ、石破首相が参院選総括の前後に辞意を表明しなければ、前倒しを求める書面を提出する構えを示した。

前倒しには、「党所属の国会議員及び都道府県支部連合会代表各1名の総数の過半数の要求があったとき」と党則に記され、過半数は172人だが、世論調査で石破首相に辞任を求める声は広がっていないこともあり、過半数に達するかは微妙な情勢とされる。

小林氏は、前倒し要求が過半数に至らずに石破首相が続投した場合の対応を問われ「今、総裁が何も責任の取り方を表明しないなら、民主主義の危機。強い思いを感じている仲間は少なからずいると思う。しかるべく行動していく」としながらも、「(前倒しを求める声が)増えているかは、正直分からない」と口にした。

その上で「国のトップリーダーである石破総理総裁が、総括が出されるまでに、出される時に、しかるべき判断をしていただけると期待している」と述べた。「今回、前倒しを求めるのは、総裁をおろすという話ではないと理解しているが、国外からはそう(石破おろしに)見えなくもない。総理の名誉は大切だと思うから、そう見えると国益を毀損(きそん)しかねないと思うので、トップリーダー自らちゃんと判断してほしい」と求めた。