サントリーホールディングス(HD)は2日、新浪剛史・代表取締役会長(66)が1日付で辞任したことを発表した。
同社はプレスリリースで、新浪氏が購入したサプリメントをめぐり警察の捜査が行われたことで、「当社代表取締役会長という要職に堪えないと判断」があったことなどが理由と説明した。
サントリーHDの鳥井信宏社長と山田賢治副社長も同日、緊急記者会見を開き、事情説明した。
新浪氏は81年に三菱商事入社。ハーバード大学経営学修士号(MBA)などを取得後、2002年に43歳の若さで大手コンビニ「ローソン」の代表取締役社長CEOに就任すると、主力商品「おにぎり」の改革などで業績を向上させ、11期連続増益を達成した。ローソンの取締役会長も務めた後、2014年10月、サントリーHDの代表取締役社長に就任。ここでもグループ売上高を2倍に伸ばした。
公益社団法人経済同友会の代表幹事や、経済財政諮問会議の議員を務めるなど、日本経済界の中心的人物の1人して知られる。
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▽プレスリリース全文
代表取締役の辞任について
下記の通り、新浪剛史氏が、9月1日付で当社代表取締役会長を辞任いたしましたので、お知らせします。お客様ならびに関係各位の皆様にご心配とご迷惑をお掛けすることを深くお詫び申し上げます。
-記-
1.辞任する代表取締役の氏名及び役職名
新浪剛史 代表取締役会長
2.辞任の理由
当社は、8月22日、当社代表取締役会長新浪氏から、警察による捜査が行われたとの報告を受けました。当社は、ガバナンス上極めて深刻な事案であるという認識を有し、直ちに同氏に対して外部弁護士によるヒアリングを実施しました。その中で、同氏からは、適法であるとの認識の下に購入したとされるサプリメントに関して、捜査が実施されたとの説明がありました。
上記サプリメントの適法性の判断については、捜査中であると認識しており、当局の判断に委ねるべきと考えています。一方、サントリーグループのトップマネジメントとして、法令に抵触しないことは当然であり、サプリメントの購入に当たっては、しかるべき注意を払うことが不可欠の資質と考えます。
したがって、捜査の結果を待つまでもなく、サプリメントに関する認識を欠いた新浪氏の行為は当社代表取締役会長という要職に堪えないと判断し、同氏と協議したところ、一身上の理由により役職を辞任したいとの申し出があり、9月1日付で受理したものです。なお、同氏が購入したサプリメントは当社グループ商品ではありません。